決算:SNAP 2024Q1

決算

スナップ(ティッカー:$SNAP)の2024年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for SNAP

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.03-$0.05
売上高$1.19B
(YoY +20.3%)
$1.12B
ガイダンス
2024Q2売上高
$1.23B
($1.225B~$1.255B)
$1.21B

業績ハイライト

売上高が21%増加し加速

•2024年第1四半期の売上高は前年同期比21%増の11億9500万ドル
•広告収入は16%増加し、前四半期から加速

ユーザー数が順調に拡大

•日間アクティブユーザー数(DAU)は4億2200万人で、前年同期比3900万人(10%)増加
•Snapchat有料購読者数は前年同期比3倍以上の900万人超

広告ビジネスが好調

•Direct Response(DR)広告は17%増加
•SMB広告主は85%増加し、急速に成長

収益性が大きく改善

•調整後EBITDAは4600万ドルと、前年同期の100万ドルから大幅改善
•インフラコストはDAU当たり0.80ドルに低下。2024年末までは0.83〜0.85ドルで推移する見通し

質疑応答ハイライト

DR広告の加速の要因

プライバシー保護シグナルの活用拡大、ランキング・最適化モデルの進化、70ピクセル購入最適化による購入関連コンバージョンの75%増加、アプリ目標の拡大などの取り組みが奏功。ROASが改善し需要に繋がった。

北米とEMEAのDAU改善について

再エンゲージメントにリソースをシフト。iOS上のユーザーにフォーカス。2月〜4月で北米のDAUが増加するなど手応えあり。

SpotlightとCreator Hubの取り組み

ストーリーズとSpotlightの統合、ランキングシグナル共有により体験を改善。クリエイターの発掘・成長支援にも注力。コンテンツのタイムリー性、トピック性を高めていく。

新規の中小規模広告主の特徴と拡大について

85%増と最も急成長。自己サービス型の拡大で広がる。テスト導入から最適化、予算拡大のサイクルを後押しする。スケールと最適化が今後の鍵。

AI/ML基盤投資の水準と競争力

前年から1億ドル/四半期の投資を継続。外部クラウド利用でキャパシティは十分。投資効率が上がっており、収益成長を加速させている。

アプリインストール/コンバージョン関連の取り組み

最新のモデルアップデートで大幅改善。App Install 7D、Purchase 7D製品をテスト中。スキャンオプションも導入。バリュー最適化にも注力予定。

Snapstarの拡大戦略について

地域やインタレストごとに注力。ユーザーとの関係性構築がエンゲージメントの源泉。コンテンツ消費を促進する鍵。

広告主の業種別動向

CPG、Eコマース、レストラン、トラベルなどが好調。アプリベースの最適化で他業種へも広がる余地あり。

Amazonとの広告連携について

ショッピング体験とコンテンツ消費の融合に意義。ワンタップ購入など開発を進める。他社との連携も重要。

中小企業の広告主数85%増の背景

大きな成長機会。製品のフィット感向上、統合による導入改善、ファネル最適化などが鍵。まだ初期段階。

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