ユーアイパス(ティッカー:$PATH)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.04 | $0.03 | 〇 |
売上高 | $316M (YoY +10.0%) | $304.7M | 〇 |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $347.5M ($345M~$350M) | $347.2M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $1.4225B ($1.42B~$1.425B) | $1.41B | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- ARRは前年比19%増の15億5100万ドル
- 第2四半期の収益は3億6000万ドルで前年比10%増
- 非GAAPベースの営業利益は600万ドル
- 非GAAPベースの調整後フリーキャッシュフローは4900万ドル
顧客指標
- 10,810社の顧客を獲得
- ARR10万ドル以上の顧客は2,163社に増加
- ARR100万ドル以上の顧客は293社に増加
- ドルベースの総保持率は97%
- ドルベースの純保持率は115%
クラウド事業の成長
- クラウドARRは前年比65%以上増加し、8億5000万ドル以上に
通期見通し
- 通期の収益見通しを14億2000万ドル〜14億2500万ドルに維持
- 非GAAPベースの営業利益見通しを約1億7000万ドルに引き上げ
- 非GAAPベースの調整後フリーキャッシュフロー見通しを約3億2500万ドルに引き上げ
質疑応答ハイライト
販売戦略の変更による影響
- 部門レベルでの販売に戻る戦略を実施中
- 北米の新リーダーを任命し、組織変更を実施
- 顧客中心主義を全社の中核原則として明確化
- まだ早期段階だが、組織変更の効果が出始めている
AI混乱の収束と成長への影響
- AIの混乱が収束し、成長が加速する可能性はあるが、長期的な見通しは控えめ
- 顧客との対話ではAIと自動化の関連性が明確になりつつある
- AIは長期的な成長の原動力になると確信し、投資を継続
需要動向と市場環境
- 第2四半期を通じて需要は安定的に推移
- マクロ経済環境は変動的だが、前四半期から大きな変化はない
- 中小企業セグメントでより大きな影響が続いている
リストラクチャリングの詳細と影響
- 主に中央機能を再構築
- 営業オペレーションや営業支援機能などを対象
- 長期的には効率性と俊敏性の向上が目標
- ガイダンスへの追加的な影響は想定していない
製品戦略とエージェンティック・プロセス・オートメーション
- RPAからAIエージェントへの自然な進化として位置付け
- ロボット、AIエージェント、人間を組み合わせたオーケストレーションが強み
- 低コードプラットフォームを活用し、自動化開発者向けにエージェント構築ツールを提供
- エージェントと具体的なアクションを結びつける点で優位性がある
クラウド事業の成長と構成
- 柔軟な選択肢を提供しつつ、クラウドファーストのマインドセットでリリースを進める
- クラウド対応顧客の一貫した高成長が継続
- コミュニケーションマイニングやドキュメント理解など、クラウド製品の価値が増大
- 顧客のクラウド移行準備が整ってきたことも成長要因
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