Samsara(ティッカー:$IOT)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.04 | $0.03 | 〇 |
売上高 | $276.3M (YoY +48%) | $258.3M | 〇 |
ガイダンス 2024Q2EPS | $0.005 ($0.00~$0.01) | $-0.01 | 〇 |
ガイダンス 2024Q2売上高 | $272M ($271M~$273M) | $266.85M | 〇 |
ガイダンス 2024通年EPS | $0.12 ($0.11~$0.13) | $0.09 | 〇 |
ガイダンス 2024通年売上高 | $1.191B ($1.186B~$1.196B) | $1.16B | 〇 |
業績ハイライト
2024年度第4四半期の業績ハイライト
- 年間経常収益(ARR)は11億ドルに到達し、前年同期比39%増加
- 第4四半期に185社の10万ドル以上のARR顧客を獲得し、合計で1,848社に
- 16%の純新規ACV(年間契約額)が米国以外の地域から
- 第4四半期の純新規ACVの20%を建設業界が占め、2四半期連続で主要業界に
大口顧客の勢いが加速
- 100万ドル以上のARR顧客が82社に増加し、前年同期比61%増
- 過去最大の新規顧客案件をUSICと契約
- 建設業界の大手既存顧客が100万ドル以上の拡張契約を締結し、最大の顧客に
効率的な事業運営とイノベーション
- 非GAAPオペレーティングマージンは5%で、前年同期から13ポイント改善
- 調整後フリーキャッシュフローマージンは6%で過去最高
- コネクテッドフォームアプリケーションの一般提供を開始
- 業界をリードする4つのISOセキュリティ認証を取得
質疑応答ハイライト
大口顧客獲得の要因と今後の見通し
- 安全性、効率性、持続可能性など、大企業が直面する運用上の課題を解決
- 600億ドルのTAM(総売上高機会)があり、年20%のペースで成長
- 大手の顧客は、デジタル化の初期段階にあり、長期的な成長の余地がある
ARR(年間経常収益)成長の見通しとドライバー
- 2024年度は3億700万ドルのARRを追加し、前年比39%増と規模が拡大しても高い成長率を維持
- コア製品のテレマティクスとビデオ・ベースド・セーフティのARR成長率が加速
- 新製品の販売が全体の成長を後押しする可能性がある
営業費用の効果的な活用による事業拡大
- 純新規ACVの53%が既存顧客からの追加・アップセル、47%が新規顧客による
- 大口顧客の中には、今後数年かけて契約額を現在の数倍に拡大できる企業もある
- 営業要員の追加は主要市場と新興市場の両方に配分し、バランスを取る
建設業界での成長機会
- 建設業界は歴史的にビデオ・ベースド・セーフティの導入が進んでいない業界
- 建設現場への移動中の事故リスクが高く、安全運転支援ニーズがある
- 大手顧客が2018年以来20回の追加契約を行うなど、大きな成長の余地がある
プラットフォームの拡張性
- 大企業の様々な部門(オペレーション、財務、法務など)がプラットフォームのデータを活用
- コネクテッドフォームなどの新製品により、車両以外への用途拡大の可能性
- 建設機械などの新たな資産管理ニーズにも対応できる柔軟性がある
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