ドミノピザ(ティッカー:$DPZ)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $4.19 | $3.64 | 〇 |
売上高 | $1.08B (YoY +5.1%) | $1.1B | × |
業績ハイライト
第3四半期の業績
- 営業利益は前年同期比5.7%増(為替の影響を除く)
- グローバル小売売上高は5.1%増(為替の影響を除く)
- 米国の既存店売上高は3%増
- 国際事業の既存店売上高は0.8%増
通期見通し
- 2024年のグローバル小売売上高成長率を約6%に下方修正
- 2024年の営業利益成長率は約8%を維持(為替の影響を除く)
- 2025年の業績見通しは長期目標をやや下回る見込み
店舗展開
- 2024年の新規出店数見通しを800〜850店舗に下方修正
- 米国では24店舗の純増
質疑応答ハイライト
第4四半期の見通しについて
- 第4四半期は強力なマーケティング施策を予定
- Emergency Pizza 2.0、パスタ新商品投入、ロイヤルティプログラム2年目など多数の施策を展開
- 通年で3%以上の既存店売上高成長を目指す
米国事業の2025年見通しについて
- Hungry for MORE戦略に基づき、価値訴求、新商品投入、ロイヤルティプログラムなどを継続
- 具体的な施策は競合上の理由から非開示だが、これまでの実績を参考に同様のロードマップで進める
Uberとの提携状況について
- 第3四半期の売上構成比は2.7%に拡大
- 第1四半期末にUberとの独占契約について判断する予定
- DoorDashはUberより大きな影響が見込まれるが、段階的に進める方針
低所得層顧客の動向について
- デリバリーにおいて低所得層顧客に若干の弱さが見られた
- クレジットカード債務の増加や支払いの長期化などが影響
- 8月には競合他社の無料配達やプロモーションの影響も
国際事業の減速要因について
- アジア、欧州、中東地域で減速が見られた
- マクロ経済環境の影響に加え、日本での計画実行や中東の地政学的緊張の影響
- 2024年と2025年の既存店売上高成長率を1〜2%と予想
フランチャイジーの収益性について
- フランチャイジーの収益性は引き続き業界トップクラス
- 2024年も収益性の向上を見込む
- 来週、フランチャイジーとの経済サミットを開催し、収益性向上について協議予定
労務費の動向について
- 第3四半期の労務費率は前年同期比で改善
- 過去の大幅な賃上げの影響が一巡したことが要因
- 今後も直営店の利益額成長と利益率向上を目指す
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