決算:MRVL 2026Q1

決算

マーベル(ティッカー:$MRVL)の2026年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for MRVL

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.62$0.61
売上高$1.90B
(YoY +63.8%)
$1.88B
ガイダンス
2026Q2EPS
$0.67
($0.62~$0.72)
$0.67
ガイダンス
2026Q2売上高
$2.0B
($1.9B~$2.1B)
$1.98B

業績ハイライト

売上高・利益・成長率

指標実績(Q1 FY2026)前四半期比前年同期比
売上高$1.895B+4%+63%(過去最高)
非GAAP EPS$0.62+180%
GAAP EPS$0.20
GAAP粗利益率50.3%
非GAAP粗利益率59.8%
営業キャッシュフロー$333M

CEOコメント(Matt Murphy)
「データセンター市場を中心としたAI需要が引き続き力強く、売上・EPSともに過去最高を記録。エンタープライズネットワーキングとキャリアインフラの回復も寄与。自社株買いも大幅に増額し、株主還元を強化。」


セグメント別売上高

セグメントQ1 FY2026売上前四半期比備考
データセンター$1.44B+5%売上の76%、YoY +76%、AIが過半を占める
エンタープライズネットワーキング$168M+14%(全体)回復継続
キャリアインフラ$138M
コンシューマー$63M-29%季節要因とゲーミングが主因、Q2は+50%成長見込み
自動車・産業$76M-12%自動車は微増、産業の減少が影響

業績見通し(ガイダンス) – Q2 FY2026

指標見通し
売上高$2.0B ± 5%(YoY +57%)
GAAP粗利益率50~51%
非GAAP粗利益率59~60%
GAAP営業費用約$735M
非GAAP営業費用約$495M
非GAAP EPS$0.62~$0.72
GAAP EPS$0.16~$0.26
発行済株式数(希薄化後)874M株

資本政策・財務状況

  • 自社株買い:$340M(前四半期の$200Mから大幅増)
  • 配当金:$52M
  • 現金・現金等価物:$886M
  • 総負債:$4.2B(ネットデット/EBITDA 1.42倍)

注目トピック

  • Infineonへの自動車Ethernet事業売却:$2.5Bで2025年に完了見込み。資本配分の柔軟性強化へ。
  • AIシリコン事業が好調:大手米国ハイパースケーラーとのXPUプログラムが本格量産入り。次世代3nmにも進展あり。
  • カスタムシリコンの成長期待:複数のハイパースケーラーと次世代XPUの共同開発進行中。
  • 光インターコネクト製品が業界を牽引:400G/1.6T/3.2Tへのロードマップ、OFC 2025で高評価。
  • NVIDIAとのパートナーシップ発表:NVLink Fusion対応、次世代AIインフラ向けカスタムチップに貢献。
  • 新しいマルチダイパッケージング技術発表:既に量産出荷開始済み。

質疑応答ハイライト

Q1: 3nm XPUの独占性と内容量はどうなっているのか?(BofA Vivek Arya)

Q: 他社との競合もある中で、Marvellは現在進行中のXPUプログラムでどれだけの独占性を保っているのか?次世代での内容量(コンテンツ)は増加しているのか?

A(Matt Murphy):

  • 現在のXPUはMarvellが出荷中の現行世代。
  • 3nm世代でもウエハー・パッケージングキャパシティを確保済み。
  • 他社との併存もあり得るが、「我々のカスタムシリコン収益は今後も継続的に増加する」と明言。
  • 顧客が複数ルートを取る可能性は認めつつ、自社の成長見通しは堅調。

Q2: 複数顧客への対応余力はあるか?(Deutsche Bank Ross Seymore)

Q: Marvellは今後さらなるハイパースケーラー顧客の増加に対応可能か?

A(Murphy):

  • R&D再配分と人材最適化で対応可能。
  • 次の波となるハイパースケーラー(非トップ4)との接触も進行中。
  • 複数案件を同時進行できる体制を整備済み。

Q3: SerDes技術・NVIDIAとの提携について(Stifel Tore Svanberg)

Q: Marvellの200G SerDesやNVLink Fusionとの連携について。

A(Murphy):

  • 200G SerDesおよび400Gの技術リードを強調。
  • NVIDIAとの提携は、XPUsを持つ顧客がNVIDIAのNVLinkインフラと接続可能にするチップレット形式。
  • エコシステム全体の柔軟性を高める狙い。

Q4: AI収益とデータセンター構成比の変化(UBS Tim Arcuri)

Q: AI関連収益の全社比率や今後の見通しは?

A(Murphy):

  • 現在、データセンター収益の過半はAI由来。
  • 将来的には全社売上における過半数がAI由来となる見通し。
  • カスタムビジネスは粗利益率が低いため、構成比変化で粗利率も影響。

Q5: 下期の需要動向(Wolfe Research Chris Caso)

Q: 下期の業績見通しは?

A(Murphy):

  • AI・データセンターの需要は引き続き堅調。
  • エンタープライズネットワーキング・キャリアインフラも回復基調継続。
  • 全体として堅実な成長トレンドを想定。

Q6: AIと非AIの成長比較(Piper Sandler Harsh Kumar)

Q: データセンター内のAIとそれ以外の成長寄与について。

A(Murphy):

  • データセンター収益はAI中心に拡大。
  • オンプレミスは減少傾向にあり、今後の成長はAI主導で進行。

Q7: 光学関連の需要動向(Barclays Tom O’Malley)

Q: 光製品(1.6T等)の需要状況とAmazonとの関係について。

A(Murphy):

  • 光学製品は堅調に推移、1.6Tは5nmで出荷開始、3nmでも進行中。
  • Amazonとの関係では、カスタム以外のケーブル・リタイマー等も進展中。

Q8: カスタムシリコンの粗利益率に関する見解(JP Morgan Blayne Curtis)

Q: ASIC(XPU等)の粗利益率は今後どうなるのか?

A(Murphy):

  • 高ボリューム案件ほど粗利率は低下するが、営業利益額では貢献大。
  • 他の高粗利なカスタム案件(NICなど)とのバランスで全体を管理。

Q9: 複数経路での開発リスクとNVIDIAとの提携(Needham Quinn Bolton)

Q: デュアルソース化によるリスクとNVIDIAとの技術連携の詳細は?

A(Murphy):

  • 顧客が複数ルートを同時に追う可能性はあり。ただし、現行および次世代プログラムの継続性には自信。
  • NVIDIAとの連携はチップレットを活用した構成が想定され、既に顧客から高い関心あり。

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