決算:CRM 2026Q1

決算

セールスフォース(ティッカー:$CRM)の2026年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for CRM

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$2.58$2.55
売上高$9.83B
(YoY +7.6%)
$9.75B
ガイダンス
2026Q2EPS
$2.77
($2.76~$2.78)
$2.74
ガイダンス
2026Q2売上高
$10.135B
($10.11B~$10.16B)
$10.02B

📊 業績ハイライト

🔹売上・成長率

項目数値前年同期比為替影響除外後成長率
売上高$9.83B+8%+8%
サブスクリプション&サポート売上非開示(売上全体の大半)+9%+9%
CRPO(次期業績見込)$29.6B+12%+11%
RPO(総契約残高)$60.9B+13%
オペレーティングキャッシュフロー$6.5B+4%
非GAAP営業利益率32.3%
FY26売上ガイダンス(上限)$41.3B(前回比+$400M)+9%+8%
為替影響+$250M(ガイダンス内含む)

🔹製品別・地域別トレンド

  • 小規模・中規模市場でダブルディジットの新規受注成長
  • 地域別では英国、フランス、カナダ、南アジアが好調
  • 産業別では「通信・メディア」「ヘルス&ライフサイエンス」が好調、「小売」「公共」は慎重姿勢

🔹Agentforce・Data Cloudの進捗

項目数値成長率 / 備考
Agentforce 有償顧客数4,000社超数ヶ月で達成
Agentforce 総取引数8,000件以上
Agentforce ARR$100M超最速で到達した新製品
Data Cloud 登録レコード数22兆件+175% YoY
Data Cloud ARR$1B超+120% YoY
Data Cloud 新規取引の50%既存顧客からの拡張案件顧客の定着と活用進展
上位100件の60%Data Cloud & AI含む契約連携拡大中

🤝 質疑応答ハイライト

🔹成長加速への課題と見通し

Q(Morgan Stanley): AgentforceやData Cloudの成長が見える中で、全社売上成長率への波及はいつか?

A(Marc Benioff & Miguel Milano):

  • 成長加速フェーズに突入。
  • 販売人員をFY26末までに22%増加へ(Q1時点で14%増)。
  • SMB・中堅市場が牽引、特にAPAC(南アジア)・カナダ・フランスが急成長。
  • Data CloudとAgentforceは既に“フライホイール”を形成
  • 「Agentforceを売らない営業はいない」状態を目指す。

🔹需要環境と見通し

Q(Jefferies): マクロ環境不透明感の影響は?

A(Robin CFO):

  • 総じて需要環境は安定。
  • 地域・業界の多様性によりバランスが取れている。
  • 中期的にはAgentforceとData Cloudが牽引役に。

🔹プラットフォーム&Informatica統合の意義

Q(Barclays): TableauやInformaticaとの組み合わせがどうAgentforceを拡張?

A(Srini, Chief Engineering Officer):

  • Informatica+Data Cloud+MuleSoft+Tableauでエンタープライズ向けの信頼性あるデータ基盤を形成。
  • Agentforce活用には**「信頼できるデータ」が前提条件**。
  • Tableau Next、Slack RecapなどでADAM(App, Data, Agent, Metadata)フレームワークを全面展開

🔹Agentforceの消費モデルとユースケース

Q(BofA): 今後の拡大を見越して、どの指標を重視?

A(Srini):

  • 利用量(コンシュンプション)こそが次の鍵
  • Agentforce導入企業の30%がすでに増量購入。
  • 「前線展開型エンジニアチーム(forward deployed engineering)」で導入支援強化中。
  • Agentforce導入企業の平均で4製品以上を併用。

🔹Informatica買収の意図と統合計画

Q(Goldman Sachs): Informatica買収の収益貢献タイミングは?

A(Robin CFO):

  • 買収完了予定:FY27初頭(2026年2月)
  • 非GAAPベースでの収益貢献(Accretive):買収完了後2年以内が目標
  • キャッシュ+新規債務で希薄化ゼロ

🔹AIによる雇用影響と社会的責任

Q(J.P. Morgan): AIで白襟労働者の50%が不要になるという見解について?

A(Marc Benioff):

  • 過激すぎる意見。現実のエンタープライズでは、セキュリティやガバナンスの壁が高い。
  • Agentforceで効率化されたサポート人員は社内のAI関連業務へ再配置されており、レイオフは限定的。
  • 現在のAIは万能ではなく、誤情報も多い。人間の判断・編集が依然重要。

コメント

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロックを検出しました

ブラウザの拡張機能を使用して広告をブロックしていることが検出されました。 ブラウザの広告ブロッカー等の機能を無効にするか、kgs-invest.comドメインをホワイトリストに追加し、「更新」をクリックしてください。
タイトルとURLをコピーしました