決算:ESTC 2026Q1

決算

エラスティック(ティッカー:$ESTC)の2026年第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for ESTC

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.47$0.37
売上高$388.43M
(YoY +16.0%)
$380.42M
ガイダンス
2026Q2EPS
$0.42
($0.41~$0.43)
$0.42
ガイダンス
2026Q2売上高
$397M
($396M~$398M)
$395M
ガイダンス
通年EPS
$2.28
($2.24~$2.32)
$2.08
ガイダンス
通年売上高
$1.66B
($1.655B~$1.670B)
$1.69B

業績ハイライト

売上・利益・成長率(FY25 Q4)

指標実績前年同期比為替調整後成長率
総売上$388百万+16%+16%
サブスクリプション売上$362百万+16%+17%
Elastic Cloud売上非開示(サブスクリプション内)+23%+23%
サブスクリプション売上(月額クラウド除く)$315百万+19%+19%
  • 調整後営業利益率:15%(前年同期比 +400bps)
  • 調整後フリーキャッシュフロー利益率:19%(前年比 +600bps)
  • CRPO(12ヶ月以内の実現見込み契約額):約$1B(+18%、為替調整後+17%)

顧客関連

顧客セグメントFY25末の顧客数年間増加数成長率
年間契約額 $1M超顧客数210社超+45社(過去最多)+27%
年間契約額 $100K超顧客数1,510社超+180社+14%
  • Elastic CloudでのGenAIユースケース利用顧客:2,000社超(うち310社以上が年間$100K以上)
  • $1M超顧客の25%以上がGenAI用途でElasticを活用

地域別の業績傾向

  • APJ(アジア太平洋)地域が最速成長、次いでEMEA、米国
  • 米国公共部門で予算および人員制約による営業サイクルの長期化圧力

成長牽引要因

  • GenAIへの注力:Elasticsearchは業界で最も使用されているベクトルDB
  • Better Binary Quantization(BBQ)技術:高速・高精度なベクトル圧縮、世界で唯一
  • 統合プラットフォーム戦略:検索、オブザーバビリティ、セキュリティを一元化
  • クラウド比率の上昇:Elastic Cloudがサブスクリプション売上の50%以上を占める
  • 新たな大型契約
    • 国際金融機関との8桁契約(Elastic Observability)
    • 国際防衛機関との7桁契約(BBQを用いたGenAI用途)
    • 50市場を超える銀行グループとのマルチイヤー契約(AI Assistant活用)
    • SiemensとのSIEM提携(1,300名のセキュリティ専門家による活用)

FY26 業績見通し(ガイダンス)

指標FY26 Q1ガイダンスFY26 通期ガイダンス
総売上$396–398百万(YoY +14%)$1.655–1.67B(YoY +12%)
非GAAP営業利益率約11.5%約16%
非GAAP EPS$0.41–0.43$2.24–2.32
希薄化後株式数約108百万約110百万(中間値)
  • FY26の成長率見通しは保守的(米国公共部門の影響を全社に拡張して織り込み)
  • 投資判断:売上成長が控えめでも利益率の上振れを計画。逆に成長が想定を超えれば投資を拡大。

質疑応答ハイライト

ガイダンスの保守性と成長指標について

Q(JPMorgan): ガイダンスが保守的すぎる印象。Elasticの過去と比べてどうか?CRPOやビリングの方が良い指標では?

A(CFO Navam):

  • Q4は堅調、しかし初ガイダンスとして慎重を期している。
  • 米国公共部門の影響を全社に拡張した形でFY26をモデリング。
  • **「Subscription Revenue – Monthly Cloud」**が営業主導の健全性を示す重要指標。

ハイパースケーラーとの提携戦略

Q: AWS、Google、NVIDIAとのパートナーシップは何を意味する?

A:

  • Hyperscalerとの統合でElasticが第3者ベクトルDBとして事実上の「デフォルト」に。
  • NVIDIAとの連携によりオンプレAI導入も推進。
  • Marketplace経由での導入促進やインセンティブ制度により成約が加速。

RAG(Retrieval-Augmented Generation)に対する見解

Q(Morgan Stanley): RAGアーキテクチャの将来性とElasticの位置づけは?

A:

  • エンタープライズの動的データ活用にはRAGが不可欠。
  • Relevance(関連性)・スピード・効率の全てでElasticが優位。
  • BBQやAI Playgroundなど技術的優位性も堅持。

GenAI導入の拡大状況とユースケース

Q(Citi): GenAIユースケースの進展状況と新興ユースケースは?

A:

  • 会話型RAGからエージェント型AIへの進化が顕著。
  • ユースケースもカスタマーサポートから営業、法務、パートナー対話など多様化。
  • 企業はまだ「数十」アプリ程度の初期段階にあり、成長余地は大きい。

公共部門の業績への影響

Q(複数社): 米国公共部門の業績への影響度合いとFY26見通しへの織り込みについて。

A:

  • Q4での実害あり(特に米国連邦文民機関)。
  • ただし、DoDや米国外の公共部門は堅調
  • FY26ではこの影響を全社に拡張して保守的に織り込み済み。

営業組織とGo-to-Market戦略の進捗

Q(複数社): FY25初の営業区分再編の成果は?FY26での変更は?

A(CEO):

  • $1M超の顧客数増加(+45社)は戦略の成果。
  • FY26は基本的に変更なし。
  • Security Sales Specialistチーム新設(従来は技術専任のみ)でシェア拡大を狙う。

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