決算:DELL 2026Q1

決算

デル・テクノロジーズ(ティッカー:$DELL)の2026年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for DELL

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$1.55$1.69×
売上高$23.38B
(YoY +5.3%)
$23.19B
ガイダンス
2026Q2EPS
$2.25$2.11
ガイダンス
2026Q2売上高
$29.0B
($28.5B~$29.5B)
$25.26B
ガイダンス
通年EPS
$9.40$9.17
ガイダンス
通年売上高
$103B
($101B~$105B)
$102.97B

🧾 業績ハイライト

📈 売上・利益・成長率

項目金額/割合前年同期比変化
売上高$23.4B+5%
ISG(インフラストラクチャ)$10.3B+12%
CSG(クライアント・ソリューション)$12.5B+5%
└ 商用PC売上$11B+9%
└ コンシューマ売上$1.5B-19%
粗利益$5.1B(粗利率 21.6%)-80bps
営業費用$3.4B(売上比 14.5%)-2%
営業利益$1.7B(営業利益率 7.1%)+10%
純利益$1.1B+13%
EPS(希薄化後)$1.55+17%(売上の3倍速)

ポジティブ要素 🟢

  • AIサーバー需要が過去最高に。
  • 商用PCは3四半期連続でPL成長、5四半期連続で需要成長。
  • PowerStoreとデータ保護分野で2桁成長。

ネガティブ要素 🔴

  • コンシューマ部門は引き続き厳しく、売上は前年同期比で-19%。
  • 競争激化によりCSGの利益率が低下、粗利率が下落。

📊 セグメント別の詳細

インフラストラクチャ・ソリューション(ISG)

内訳金額/成長率
サーバー&ネットワーク$6.3B(Q1レコード) +16%
ストレージ$4B +6%(3四半期連続成長)
AIサーバー受注$12.1B(FY25年全体超え)
AIサーバー出荷$1.8B
バックログ$14.4B
営業利益$1.0B(営業利益率 9.7%)
  • PowerStore需要:5四半期連続で2桁成長
  • Dell IP ストレージの構成比拡大により、利益率も改善

クライアント・ソリューション(CSG)

内訳金額/成長率
商用PC$11B +9%(北米、EMEA、APJで2桁成長)
コンシューマPC$1.5B -19%
営業利益$0.7B(営業利益率 5.2%)
  • 商用市場では小・中・大企業すべてで2桁の需要成長
  • Windows 11・AI PCへのリプレース進行中
  • コンシューマ市場は厳しい競争・プロモーションにより苦戦

🏭 AIインフラと製品アップデート

  • AIサーバー関連:XE9780/9780L(最大256 B300 GPU/rack)など多数の新製品
  • PowerCool(リアドア熱交換器):冷却コスト最大60%削減
  • Dell AIデータプラットフォーム:PowerScale, ObjectScale, Data Lake House統合
  • Googleとの提携:GeminiオンプレをDell限定で提供
  • Windows 11 Copilot+対応のAI PCシリーズを3月から出荷開始

📆 ガイダンス

Q2(FY26)

項目数値
売上予想$28.5B〜$29.5B(中央値 $29B)
EPS予想$2.25 ± $0.10(+15% YoY)
AIサーバー出荷約$7B
ISG+CSG成長率+19%
  • 通常サーバー/ストレージは「季節性を下回る」見通し
  • CSGはWindows 11刷新による改善を見込む

通期(FY26)

項目数値
売上予想$101B〜$105B(中央値 $103B)
EPS予想$9.40 ± $0.25(+15% YoY)
ISG成長見通し高い10%台(AIサーバー $15B+出荷見込)
CSG成長見通し低〜中位の1桁成長
営業利益+9% YoY
営業費用年間で低1桁%減

🎤 質疑応答ハイライト

AIサーバー需要と通期ガイダンス

Q:AIサーバーの$12.1B受注はFY26の$15B目標超える可能性は?

A:

  • まだ91日しか経過しておらず、今後も複数の大規模案件と技術移行が控えている。
  • バックログは$14.4B、5四半期先までのパイプラインも順調に増加中。
  • 現時点では「$15B超」は十分現実的だが、次の四半期で改めてアップデートする。

ストレージとサービスのアタッチ率(付随売上)

Q:AIサーバーに対するストレージやサービスのアタッチ率の状況は?

A:

  • ストレージ・ネットワークのアタッチは「まだ改善余地あり」。
  • サービス(設置・運用支援)は大きく伸び、差別化要素に。
  • 特にエンタープライズ向けで今後のアタッチ成長に期待。

マージン(利益率)の見通し

Q:AIサーバーの粗利・営業利益はどの程度?

A:

  • AIサーバーは営業利益と粗利を「絶対額で」押し上げている。
  • 2Qの営業利益はQoQで$0.5B増加予定(ISG売上は$5.3B増)。
  • ストレージの利益率も改善傾向。

注文件数・バックログと技術移行の関係

Q:バックログの技術構成は?Blackwell移行の影響は?

A:

  • バックログの中心はBlackwell(x86/ARM混合)、一部Hopperも含む。
  • データセンターの構築や冷却インフラ整備待ちなどで出荷タイミングにばらつきあり。

競争環境と価格設定

Q:競争激化で価格影響は?ガイダンスに反映?

A:

  • CSG(特にコンシューマ)は引き続き価格競争が厳しい。
  • 商用は安定しており、AI PCでASP(平均販売単価)上昇が見られる。
  • ISGは大型案件で競争はあるが、異常な価格圧力は見られない。

伝統的サーバー・ストレージの鈍化について

Q:AIサーバーの増加が従来サーバーの需要を食っているのか?

A:

  • Q1は従来サーバー需要6四半期連続成長。だが、3月第3週に北米で失速。
  • Windows 10刷新によるPC需要、旧世代(14G)からの更新需要もあり、成長余地は大きい。

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