決算:VEEV 2025Q1

決算

ヴィーバシステムズ(ティッカー:$VEEV)の2025年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for VEEV

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$1.50$1.42
売上高$650.35M
(YoY +23.6%)
$642M
ガイダンス
2025Q2EPS
$1.535
($1.53~$1.54)
$1.52
ガイダンス
2025Q2売上高
$667.5M
($666M~$669M)
$675.3M
ガイダンス
2025通年EPS
$6.16$6.15
ガイダンス
2025通年売上高
$2.705B
($2.70B~$2.71B)
$2.73B×

業績ハイライト

第1四半期の業績は予想を上回る

  • 第1四半期の業績は予想を上回った
  • 総売上高は6億5,000万ドル、非GAAPベースの営業利益は2億6,100万ドル

通期ガイダンスを下方修正

  • 厳しいマクロ環境により、通期の売上高ガイダンスを約3,000万ドル下方修正
  • 27億4,000万ドルから27億1,000万ドルへ

R&Dでの採用拡大

  • R&Dでは、Development Cloudのすべての分野で採用が続いている
  • トップ20のバイオファーマ3社が複数の製品を採用

Commercial Cloudが好調

  • Commercial Cloudビジネスは、Vault CRMで大きな進展
  • Data Cloudでは、Compassの初期の勢いが強い

質疑応答ハイライト

R&Dサブスクリプションの見通し引き下げについて

  • エンタープライズビジネスでの案件のタイミングが主な要因で50%以上を占める
  • 残りはSMB関連
  • サービスを含めると、エンタープライズビジネスが約60%

Commercial Summitの主なテイクアウェイ

  • Data Cloud、特にCompassについて、顧客からの好意的な評価が多数
  • CRMでは、セールス、マーケティング、メディカルの統合戦略について顧客から高い関心
  • Service CenterとCampaign Managerの新製品への期待感

AI関連の混乱による大企業での意思決定遅れの影響

  • 大企業のIT部門でのAI戦略策定などの優先事項による
  • 中小企業への影響は限定的
  • コアシステムのプロジェクトは遅れるが中止にはならず需要は後ろ倒しに

VeevaのAI戦略

  • 顧客やパートナーがAIアプリケーションを開発できるようにすることに注力
  • クリーンで一貫性のある高速なデータ提供のためのAPIを提供
  • 将来的にはVeeva自身もAIアプリケーションを開発する可能性

マージンの改善と持続可能性

  • 過去数四半期の効率的な採用がマージン改善に寄与
  • 大きな市場機会に対して適切に投資し続ける
  • Veevaの効率的な企業体質が良好なマージンにつながっている

Vault CRMの採用の現状と見通し

  • 製品の方向性とイノベーションが顧客にとって重要
  • 稼働開始の実績は信頼の証だが、大企業の移行には時間がかかる見込み
  • 中小規模の企業から採用が進み、将来的に業界の大多数が移行する見通し

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