決算：CFLT 2024Q4

コンフルーエント(ティッカー：$CFLT)の2024年度第4四半期決算についてまとめます

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

	結果	予想	判定
EPS	$0.09	$0.06	〇
売上高	$261.2M (YoY +22.5%)	$256.88M	〇
ガイダンス 2025Q1EPS	$0.065 ($0.06～$0.07)	$0.06	〇
ガイダンス 2025Q1売上高	$253.5M ($253M～$254M)	$263.19M	×
ガイダンス 通年EPS	$0.35	$0.35	〇
ガイダンス 通年売上高	$1.119B ($1.117B～$1.121B)	$1.16B	×

業績ハイライト

収益実績

• サブスクリプション収益は24%増の2億5,060万ドル
• Confluent Cloud収益は38%増の1億3,790万ドル、サブスクリプション収益の55%を占める
• Confluent Platform収益は10%増の1億1,270万ドル、サブスクリプション収益の45%を占める

地域別業績

• 米国の収益は20%増の1億5,370万ドル
• 米国以外の収益は26%増の1億750万ドル

顧客基盤の拡大

• 総顧客数は約5,800社、前年比840社増加
• 年間収益10万ドル以上の顧客は12%増の1,381社、収益の約90%を占める
• 年間収益100万ドル以上の顧客は23%増の194社

収益性指標

• サブスクリプション総利益率は90ベーシスポイント改善し82%
• 営業利益率は5.2%
• フリーキャッシュフローマージンは約8ポイント改善し11.1%
• 1株当たり純利益は0.09ドル

戦略的パートナーシップ

• Databricksとの戦略的パートナーシップを拡大
• TableflowとDelta Lake、Databricks Unity Catalogの双方向統合を実現
• Jio Platforms Limitedとの複数年にわたる戦略的パートナーシップを発表

製品開発の進展

• DSP（Data Streaming Platform）のCloud消費は全体のクラウド事業より大幅に成長
• クラウドビジネスの約13%をConnect、Process、Governが占める
• WarpStreamの全案件がデジタルネイティブ企業からの新規顧客

質疑応答ハイライト

AI関連ユースケース

• 第一波はチャットボット向けのリアルタイムETL
• 第二波は保険金請求処理など、ストリームデータに直接言語モデルを適用するユースケース
• AIスタートアップ企業からの採用が好調（OpenAI、Cursor等）

Databricksパートナーシップの意義

• リアルタイムデータとAIアプリケーションの統合を促進
• 分析プラットフォームへのストリーミングデータの提供者としての立場を強化
• 技術統合だけでなく、販売・マーケティングでも協力

2025年の見通し

• Q1のサブスクリプション収益は2億5,300万～2億5,400万ドル（22-23%成長）を予想
• 2025年通期のサブスクリプション収益は11億1,700万～11億2,100万ドル（21-22%成長）を予想
• クラウド収益は現在のコンセンサス予想と同水準の30%以上の成長を見込む

WarpStreamの進捗

• デジタルネイティブ企業からの新規顧客獲得に貢献
• 既存ソリューションと比較して最大10倍のコスト削減を実現
• 高スループット・レイテンシー許容ワークロードに最適化

DSPの展開状況

• Connect、Process、Governの各コンポーネントは成長初期段階
• 今後数年間の重要な成長ドライバーとして期待
• 2025年を通じてDSPの比率上昇を見込む