ソーファイ(ティッカー:$SOFI)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.05 | $0.04 | 〇 |
売上高 | $697.12M (YoY +29.8%) | $633.8M | 〇 |
ガイダンス 通年EPS | $0.115 ($0.11~$0.12) | $0.11 | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $2.5425B ($2.535B~$2.550B) | $2.47B | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- 調整後純収益は689百万ドルで、前年同期比30%の成長(Q2の22%から加速)
- 調整後EBITDAは186百万ドル(マージン27%)で、前年同期比9ポイント改善
- GAAP純利益は約61百万ドル(前年同期比327百万ドル改善)
- EPS(1株当たり利益)は0.05ドル
メンバー・商品の成長
- Q3に756,000人の新規メンバーを獲得し、総メンバー数は940万人に到達
- 商品数は100万以上増加し1,370万に到達(前年同期比31%増)
- 商品当たり収益は81ドルで前年同期比52%増加
- 新規メンバーの20%が30日以内に2つ目の商品を開始
セグメント別業績
- 金融サービス部門:純収益238百万ドル(前年同期比102%増)
- テクノロジープラットフォーム:純収益103百万ドル(前年同期比14%増)
- レンディング部門:調整後純収益392百万ドル(記録的な貢献利益239百万ドル)
質疑応答ハイライト
ローンプラットフォームビジネスの収益モデル
- 複数の収益源がある:
- 適格借り手をプラットフォームパートナーに紹介し紹介料を受け取る
- パートナーの信用基準に基づき融資を実行し、手数料とサービシング収入を得る
- 第三者投資家向けに特定の資産特性に基づく融資を実行
- 他社が保有する資産のサービシング
融資オリジネーションの今後の展望
- バランスシート上の融資は前年比で緩やかな成長を予想
- 現在のバランスシートの規模と純金利収入に満足
- 無担保パーソナルローンは借り手と投資家の両方から強い需要
- 金利低下環境下で学生ローンのリファイナンスと住宅ローンの需要増加を予想
預金事業の動向
- Q3で24億ドル以上のメンバー預金増加を達成
- 金利低下環境でも高い市場シェアとランキングを維持
- 支出水準は従来と同等かそれ以上
- 給与直接預金顧客は平均以上の商品利用数を示す
Financial Services部門の将来性
- 投資事業の収益化率は現在の2倍まで向上の余地あり
- SoFi Moneyは預金と支出の増加で収益化が継続的に改善
- クレジットカード事業は残高増加とインターチェンジ収入で収益化を推進
- 中小企業向けサービスは大きな成長機会があり、段階的に拡大予定
テクノロジープラットフォームの案件動向
- 大型案件の最終決定はまだだが、近く結論が出る見込み
- 金融機関の技術移行ニーズは技術面、リスク面、規制面から不可避
- 大手ブランド企業からデビットカード関連の需要が増加
- 政府機関やB2B企業からも継続的な需要あり
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