アップラビン(ティッカー:$APP)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.67 | $0.55 | 〇 |
売上高 | $1.06B (YoY +48%) | $974.7M | 〇 |
ガイダンス 2024Q2売上高 | $1.07B ($1.06B~$1.08B) | $1.01B | 〇 |
業績ハイライト
業績
- Q1は記録的な四半期となり、強力な財務実績を達成
- 総売上高は前年同期比で50%近く増加し、10億6000万ドル
- 調整後EBITDAは前年同期から倍増し、5億4900万ドル(マージン52%)
- ソフトウェアプラットフォームの売上高は6億7800万ドル、調整後EBITDAは4億9200万ドル(マージン73%)で、前年同期から2倍以上に
- Appsポートフォリオは前四半期から安定しており、調整後EBITDAマージンは15%を維持
今後の見通し
- Q2のガイダンスは、売上高が10億6000万ドルから10億8000万ドル
- 調整後EBITDAは5億5000万ドルから5億7000万ドルの見込み(マージン52%から53%)
- コアビジネスからの成長を推進し、長期的な機会を拡大する能力に自信
- ゲーミング以外の分野への拡大に期待
- AIモデルの継続的な改善により、さらなる事業成長を見込む
質疑応答ハイライト
AXON 2の成功要因と成長の持続可能性について
- Q1の予想を上回る好業績の主な要因は、コアモデルの改善
- モデルの改善には、自己学習によるフィードバックループと、研究開発チームによる技術革新の2つの側面がある
- 長期的な成長のドライバーは、ゲーミング内外の広告主の拡大、技術の継続的な改善
- ソフトウェア事業は年間20〜30%の成長を目指す
- ゲーミング以外の分野への展開に期待
ゲーミング以外の分野への展開戦略
- 現在、非ゲーミングアプリでも成功を収めている
- eコマースなどのトランザクション業界では、ウェブ広告が重要
- 今四半期中にウェブ広告の製品を市場に投入予定
- 需要の多様化により、プラットフォームの需要密度が高まることを期待
販売プロセスについて
- 製品第一主義の企業文化を重視
- 優れた製品を開発し、広告主に成功をもたらすことで、ピア・ツー・ピアでの採用を促進
- モバイルゲーミングでは、過去1年間でこのアプローチが功を奏した
- ゲーミング以外の分野では、大規模な販売投資は行わない予定
ヘッダー入札(リアルタイム入札)の最新動向
- Q1にヘッダー入札への移行が加速
- 詳細な収益は開示していないが、ポジティブなトレンドが継続
Unity によるAppLovin MAX サプライへの入札の戦略的影響
- MAXはモバイルゲーミングで最大のメディエーションソリューション
- サードパーティがリアルタイム形式でプラットフォームで購入することは効率的
- AppLovinは、プラットフォーム上で購入する企業からデータ上の優位性を得ることはない
- 完全に公正で透明性が高くクリーンなオークション
純インストール収益の状況
- インストールあたりの純収益と、インストール数は共に増加傾向
- AXONの継続的な改善により、インストールあたりの収益と、広告主の支出増加に伴うインストール数の増加を見込む
CTV広告購入における、パフォーマンス広告とブランド広告の比較
- Wurlはより多くの視聴者へのアクセスを提供し、需要を増やす役割
- AppLovinは一貫してパフォーマンス広告に注力
- ブランド広告では販売担当者が必要だが、パフォーマンス広告では結果が測定可能で説得力がある
- eコマースの成功事例をCTVの分野にも拡張できると考えている
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