アンバレラ(ティッカー:$AMBA)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | -$0.26 | -$0.31 | 〇 |
売上高 | $54.5M (YoY -12.2%) | $54.0M | 〇 |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $62.0M ($60.0M~$64.0M) | $59.4M | 〇 |
業績ハイライト
第1四半期決算の概要
- 売上高は5,450万ドルで、前回ガイダンスレンジの中央値を1%上回り、前四半期比6%増、前年同期比12%減
- 非GAAPベースの粗利率は63.4%で、前回ガイダンスレンジの上限を0.4%上回る
- 非GAAPベースの営業費用は4,670万ドルで、前四半期から260万ドル増加したが、前回ガイダンスレンジの中央値を80万ドル下回った
- 非GAAPベースの純損失は1,050万ドルで、希薄化後1株当たり0.26ドルの損失
第2四半期の見通し
- 総売上高は6,000万ドルから6,400万ドルの見込み
- IoTとオートの両方で前四半期比の成長を予想
- 非GAAPベースの粗利率は62.5%から64%の見込み
- 非GAAPベースの営業費用は4,750万ドルから4,950万ドルの見込み
2025年度通期の見通し
- 2025年度の売上高は前年比で成長する見込み
- サイクリカルな追い風とAIポートフォリオのセキュラーな成長により、AIインファレンスの売上高は30%以上の成長を見込む
質疑応答ハイライト
VLMの適用について
- ビジョン言語モデル(VLM)は、タクシーを使って異なるオブジェクトを検索したり、ビデオを記述したりするために使用できる大規模言語モデル
- エンタープライズやセキュリティカメラ市場の顧客は、VLMに強い関心を示している
- VLMは制御センターでカメラを監視する人々に代わるモデルになり得る
- N1とCV72の両方でVLMを使用できる
自動車市場での機会について
- 中国の電気自動車(EV)メーカーは積極的に次世代技術を採用しており、アンバレラの戦略と一致
- 中国の自動車メーカーは、3DパーセプションタスクにビーブフォーマーAIフレームワークを積極的に採用
- アンバレラのCV3-ADファミリーポートフォリオの効率性とスケーラビリティは、大きな要因
- 今回の設計認定により、他のOEMでの設計認定獲得につながる可能性がある
AIインファレンスの機会について
- AIインファレンスの売上高は2025年度に30%以上の成長が見込まれる
- アンバレラのAI戦略は、現在の第3世代AIインファレンスエンジンをAIとLLMに活用すること
- エンタープライズ市場と隣接市場に注力し、ラバモデルとVLMモデルを活用できるワークロードに注力する
- 2ナノメートルプロセスノードへの投資は、次世代Gen AIソリューションの準備
中国の乗用車設計認定について
- L2+の車で、モデルによって7〜10台のカメラとレーダー構成
- 高速道路レベルから市街地レベルまでの自動運転を行うように設計されている
- この設計認定の生涯価値は、アンバレラにとって意味があり重要
- 2025年末から2026年初めの量産開始日を積極的にターゲットにしている
- この設計認定は、他の設計認定獲得にも役立つ
コメント