Zスケーラー(ティッカー:$ZS)の2025年第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.77 | $0.63 | 〇 |
売上高 | $627.69M (YoY +26.4%) | $605.6M | 〇 |
ガイダンス 2025Q2EPS | $0.685 ($0.68~$0.69) | $0.68 | 〇 |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $634M ($633M~$635M) | $633.1M | 〇 |
ガイダンス 2025通年EPS | $2.965 ($2.94~$2.99) | $2.87 | 〇 |
ガイダンス 2025通年売上高 | $2.633B ($2.623B~$2.643B) | $2.61B | 〇 |
業績ハイライト
売上・成長性
- 売上高は前年同期比26%増の6億2800万ドル、四半期比6%増
- 計算上のビリング(Calculated Billings)は前年同期比13%増の5億1700万ドル
- 未スケジュールビリングは前年同期比20%超の成長
- ブッキングの成長率は30%超に加速
収益性
- 営業利益率は21%で前年同期比約330ベーシスポイント改善
- フリーキャッシュフローマージンは46%
- データセンターCapExは売上高の約3%
顧客基盤
- 年間契約額100万ドル超の顧客数は前年同期比25%増の585社
- 年間契約額500万ドル超の顧客は65社超
- ドルベースの正味更新率は114%
- グローバル2000企業の35%以上、フォーチュン500企業の約45%をカバー
質疑応答ハイライト
データセキュリティとMicrosoft Copilotについて
- Microsoft Copilotのセキュリティ確保は、Office 365と同様かそれ以上の大きな機会
- インライントラフィック分析とAPIベースの分析を組み合わせた独自の優位性を持つ
- グローバル2000企業との7桁のACVディールを獲得、データ保護ソリューションが50%を占める
VPNの置き換えとZPAの成長性
- ZPAは新規・アップセル事業の40%以上を占める
- VPN置き換えだけでなく、インバウンドDMZやセグメンテーションまで含めた大きな機会
- 最終的にはすべての顧客がZIA、ZPA、ZDXを全従業員向けに導入する見込み
新興製品の成長性
- 新興製品のARRは主力製品の2倍の速度で成長
- ZDX、ゼロトラストブランチ、クラウドワークロード保護が主要領域
- 新規・アップセル事業の約25%を占める見込み
- クラウドワークロード保護は大規模な導入が増加し、ARRが加速
パブリックセクターの展開
- 米国の15の閣僚級機関のうち14機関を獲得
- コスト削減ニーズの高まりがビジネス機会に
- 米国以外の同盟国へも展開を進める
営業体制の強化
- アカウント中心の営業への移行が成果を上げている
- GSIパートナーとの協業が拡大、大規模案件の獲得に貢献
- 採用は好調で離職率も低下、下半期に向けて営業力が強化される見込み
コメント