スナップ(ティッカー:$SNAP)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.08 | $0.05 | 〇 |
売上高 | $1.37B (YoY +15.1%) | $1.36B | 〇 |
ガイダンス 2024Q4売上高 | $1.535B ($1.51B~$1.56B) | $1.56B | × |
業績ハイライト
主要財務指標
- 売上高:13.7億ドル(前年同期比15%増)
- 広告収入:12.5億ドル(前年同期比10%増)
- DRアドバタイジング収入:前年同期比16%増
- その他収入:1.23億ドル(前年同期比2倍以上)
- 調整後EBITDA:1.32億ドル(前年同期の4,000万ドルから大幅改善)
- フリーキャッシュフロー:7,200万ドル
ユーザー動向
- デイリーアクティブユーザー(DAU):4.43億人(前年同期比3,700万人増)
- 北米:1億人(前年同期比横ばい)
- 欧州:9,900万人(前年同期比400万人増)
- その他地域:2.44億人(前年同期比3,300万人増)
サービス・製品の進展
- Simple Snapchatの導入:約1,000万人のユーザーが利用
- Snapchat+の有料会員:1,200万人超(前年同期比2倍以上)
- 第5世代Spectaclesの発表:AR対応の新型スマートグラス
- 新広告フォーマット:Sponsored SnapsとPromoted Placesの導入を発表
質疑応答ハイライト
Simple Snapchatの展開とリスク管理について
- 新規・低エンゲージメントユーザーで最も大きなコンテンツエンゲージメントの向上を確認
- 広告インベントリの変更(ストーリー広告のインタースティシャル配置への移行など)への対応が必要
- 収益への影響を慎重に評価するため、段階的なテストと学習アプローチを採用
- 主要マーケットでの本格展開は早くても2025年Q1以降を予定
Sponsored SnapsとPromoted Placesの可能性
- 既存のパフォーマンス広告基盤を活用した新しい広告配置
- Promoted Placesの初期テストで好反応を確認
- 小売店への集客とカスタマーリレーション強化を目指す企業から高い関心
- Sponsored Snapsは第4四半期にテスト予定
アプリインストール広告の進捗
- 7/0最適化フレームワークの拡張により、インストールコストが24%減少
- アプリ購入コストが27%減少
- 段階的なアプローチ:テスト→既存クライアントでの検証→結果の共有→展開の拡大
- ピクセルパーチェス最適化は前年同期比160%成長を達成
Spectaclesの展開戦略
- 第5世代は開発者向けに提供し、レンズエコシステムの構築に注力
- 消費者向け製品展開前に、豊富なレンズ体験の確保が重要
- Lens StudioとLens Coreの技術的優位性を活用
- 消費者向け展開時期は明言せず、当面は開発者エコシステムの育成に集中
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