セムテック(ティッカー:$SMTC)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.26 | $0.23 | 〇 |
売上高 | $236.8M (YoY +17.9%) | $232.06M | 〇 |
ガイダンス 2025Q4EPS | $0.32 ($0.29~$0.35) | $0.27 | 〇 |
ガイダンス 2025Q4売上高 | $250M ($245M~$255M) | $242.03M | 〇 |
業績ハイライト
全社業績
- Q3売上高は2億3,680万ドルで前期比10%増
- 売上総利益率は52.4%で前期比200bps改善
- 営業利益率は18.3%で前期比410bps改善
- 1株当たり純利益は0.26ドル(Q2:0.11ドル、前年Q3:0.02ドル)
インフラ事業
- インフラ全体の売上高は6,580万ドルで前期比24%増
- データセンター売上高は4,310万ドルで過去最高、前期比58%増
- CopperEdge製品の売上高は高単位100万ドル台を達成
- 通信事業の売上高は2,050万ドル
民生向け事業
- 売上高は4,000万ドルで前期比8%増
- TVS製品の売上高は2,830万ドルで前期比9%増
産業向け事業
- 売上高は1億3,100万ドルで前期比5%増
- LoRa関連売上高は2,900万ドルで前年同期比104%増
- IoTシステム事業の売上高は5,790万ドルで前期比11%増
質疑応答ハイライト
データセンター事業について
- CopperEdgeの需要は2025年半ばから本格化する見通し
- 複数のCSPが基板やケーブルでの採用を検討中
- LPO(Linear Pluggable Optics)は2026年度後半から本格的な売上貢献を見込む
- 現行・次世代スイッチのSignal-to-Noise比改善によりLPO採用が容易に
PON事業について
- 中国が主要市場、今後1-2四半期で新規入札を見込む
- 米国でもBEAD資金による展開を期待
- Triple-gen(10G/25G/50G)のデモを実施済み
LoRaビジネスについて
- スマートメータリングと資産追跡が主要アプリケーション
- Netmoreなど欧州での展開が進展
- Gen3/Gen4製品の投入で開発容易性を向上予定
今後の見通しについて
- Q4売上高は2億5,000万ドル(±500万ドル)を予想
- インフラ事業が成長を牽引する見込み
- 民生向けは季節要因で減少見込み
- 産業向けはLoRaやIoTポートフォリオで成長を期待
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