セムテック(ティッカー:$SMTC)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.06 | $0.00 | 〇 |
売上高 | $200.6M (YoY -12.9%) | $200.1M | 〇 |
ガイダンス 2025Q2EPS | $0.09 ($0.06~$0.12) | $0.11 | × |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $212M ($207M~$217M) | $210.2M | 〇 |
業績ハイライト
第1四半期の業績
- 売上高は2億600万ドルで、前四半期比7%増加し、ガイダンスの上限を上回った
- インフラストラクチャー事業が好調な結果に貢献
- チャネル在庫は各エンドマーケットで大幅に減少
営業利益と利益率
- 営業利益は2,520万ドルで、営業利益率は12.2%
- 前四半期比で300ベーシスポイント、前年同期比で290ベーシスポイント増加
- 粗利率は49.8%で、前四半期比90ベーシスポイント、前年同期比130ベーシスポイント上昇
- 有利なミックスとコスト管理されたオーバーヘッド支出を反映
第2四半期ガイダンス
- 売上高2億1,200万ドル(プラスマイナス500万ドル)を見込む
- データセンターアプリケーションを中心にインフラストラクチャー事業の売上高が前四半期比で増加する見込み
- ハイエンドコンシューマー市場の売上高は若干増加し、第2四半期末から第3四半期にかけて季節性の恩恵を受ける見込み
- 産業用売上高は横ばいからわずかに増加し、受注活動から2025年度下期の回復が示唆される
質疑応答ハイライト
アクティブ銅ケーブル(ACC)の機会について
- ラックを横断する水平ケーブルと垂直ケーブルの両方でACCを展開中
- 顧客の発注を受けた設計に対して、ケーブルサプライヤーがSemtechのチップを使用していることが進捗の良い兆候
- 2025年度末にこれらの設計の出荷開始、2026年度に本格的な立ち上がりを予想
- ACCのベースケースの市場規模を1億ドルと推定。Semtechとライバル1社で生産を分け合うと想定
リニアプラガブル光学(LPO)への関心について
- 主要なハイパースケーラーがGPUバックエンドネットワークでLPOを使用することを示唆
- LPOの採用を加速するため、主要パートナーと協業
- リタイムDSPソリューションと比べて消費電力が1/5になることがLPOの大きな動機
200Gbps/λの業界移行について
- 現在の収益の大部分は50Gbps/chだが、100Gbps/chが増加しつつある
- 人工知能(AI)が100Gbpsノードをスキップして200Gbpsに直接移行するよう後押し
- 今年は一般的なコンピューティングが100Gbpsソリューションに移行する転換点になると予想
PONとLoRaの成長見通しについて
- 中国のPONビジネスは不動産市場ではなくインフラのアップグレードサイクル
- 米国の農村部でのブロードバンド拡大に政府補助金が投入されるのがPONにとって良い機会
- LoRaは二桁台の成長を期待。新しいチップセットでWi-SUNなどの他のプロトコルもサポート予定
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