決算:LULU 2025Q1

決算

ルルレモン(ティッカー:$LULU)の2025年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for LULU

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$2.54$2.42
売上高$2.21B
(YoY +10.5%)
$2.20B
ガイダンス
2025Q2EPS
$2.945
($2.92~$2.7)
$3.03×
ガイダンス
2025Q2売上高
$2.41B
($2.40B~$2.42B)
$2.45B×
ガイダンス
2025通年EPS
$14.37
($14.27~$14.47)
$14.14
ガイダンス
2025通年売上高
$10.75B
($10.70B~$10.80B)
$10.76B

業績ハイライト

第1四半期の業績

  • 売上高は前年同期比10%増の22億ドル、為替一定ベースでは11%増
  • 地域別では、中国本土が52%増、その他の地域が30%増と好調だが、アメリカは4%増(米国は2%増)にとどまる
  • 商品カテゴリー別では、女性向けが10%増、男性向けが15%増、アクセサリーが2%増
  • EPS(1株当たり利益)は2.54ドル(前年同期は2.28ドル)

通期見通し

  • 通期の売上高見通しは107億~108億ドルで据え置き(前年比11%~12%増)
  • 第2四半期の売上高は前年同期比9%~10%増を見込む
  • 通期粗利益率は前年並み、通期営業利益率は前年比10bps改善を見込む
  • EPSは14.27ドル~14.47ドルに上方修正(前年の12.77ドルから増加)

その他のハイライト

  • 第1四半期に約3億ドル、第2四半期に2.3億ドルの自社株買いを実施。取締役会は自社株買い枠を10億ドル増額し、約17億ドルに
  • 国際事業はまだ成長余地が大きく、長期的には売上高の50%を占める可能性がある
  • 北米の会員数は約2,000万人に

質疑応答ハイライト

米国事業の調整と見通しについて

  • 米国の成長可能性に対する考えは変わっていない。男性向け、アクセサリー、店舗拡大の余地は大きい
  • 女性向けでは、品揃えの色数が狭く、小さいサイズの在庫が不足するなどの問題があった。下期には改善する見込み
  • 認知度向上、会員特典強化、店舗の生産性維持、シェア拡大など、米国での成長機会は変わらず大きい
  • 下期には革新的な新商品投入を予定しており、楽観的に見ている

中国の競争環境と収益性について

  • 第1四半期も引き続き高い伸び。競争環境は注視しているが、現時点で懸念材料はない
  • 中国での成長はまだ初期段階。長期的な成長可能性を引き続き見込む

在庫状況とマージン見通しについて

  • 第1四半期末の在庫は前年比15%減と低水準
  • 下期は売上高にほぼ見合う水準まで在庫を増やす予定
  • 値下げ(マークダウン)は第1四半期が前年比50bps増加、第2四半期も前年より増えるが第1四半期ほどではない見込み
  • 通期の値下げ率は前年並みを維持する方針。下期にはマージン改善の機会がある

競争環境と男性向け事業について

  • 競争環境に大きな変化はなく、値下げ圧力は高止まりしているが、前年第4四半期から大きな変化はない
  • 当社の強みは変わらず、商品の革新性で差別化できている。男性向けは北米で大幅なシェア拡大
  • グローバルでも男性向けの伸びは高い。北米と同様に革新的な商品が支持されている

国際事業の長期見通しについて

  • 現行の5ヵ年計画では織り込んでいないが、国際事業の売上構成比が将来的に50%に達する可能性はある
  • 地域別の内訳は明示していないが、中国本土を始め、店舗数拡大の余地は大きい
  • EC事業の成長余地も大きく、各国で売上構成比40%以上を目指す

北米のオムニチャネル戦略について

  • 中長期的にはEC事業の伸びがやや高くなると予想しているが、オムニチャネルの枠組みの中で、顧客の購買行動に合わせて柔軟に対応していく方針

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