ペプシコ(ティッカー:$PEP)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.96 | $1.94 | 〇 |
売上高 | $27.78B (YoY -0.3%) | $27.89B | × |
業績ハイライト
PepsiCoの業績全般
- 国際事業は既に約400億ドル規模のビジネスに成長し、PepsiCo全体の収益に貢献
- 長期的な有機的売上高成長率の目標は4-6%を維持
- 2025年の有機的売上高ガイダンスはロー・シングルディジット成長を見込む
Frito-Lay事業の状況
- 過去4年間で約8%の成長を達成、約200ベーシスポイントのシェア獲得
- 2024年第4四半期は一時的な利益を事業への再投資に活用
- カテゴリーの成長は年末3ヶ月間で回復傾向
- 価格帯やパッケージサイズの見直しを実施中
飲料事業の展開
- 中期的に飲料事業の利益率を10%台半ばまで改善することを目指す
- ゼロカロリー製品、機能性水分補給製品、茶やコーヒーなどのカテゴリーに注力
- Baja Blastは約10億ドル規模のブランドに成長
質疑応答ハイライト
事業戦略について
- 国際事業の成長機会を最大化するため、フランチャイズ飲料事業と食品事業を分離
- 北米では、カテゴリー別の専門チームを維持しつつ、インフラや技術投資の効率化を推進
- 生産性向上プログラムを継続(自動化、デジタル化、グローバル機能センター、簡素化)
価格戦略とポートフォリオ展開
- 価格設定は戦略的に実施し、マイナス価格にはならない見通し
- マルチパックでは6個入り、18個入り、20個入りなど、消費者の予算に応じた選択肢を提供
- 健康志向製品の開発を加速(低脂肪、低塩分、植物性プロテイン、全粒穀物使用など)
新規市場機会
- Away-from-Home市場での成長機会に注力
- CFA、Sabraの買収により、ミール・ソリューション分野への参入を強化
- プロテイン飲料市場への参入を検討中
2025年の見通し
- 広告・マーケティング費用は売上高比で前年と同水準を維持
- 為替影響(特にペソ)と金利上昇による財務費用の増加を見込む
- 北米事業は年間を通じて徐々に改善する見通し
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