Palo Alto Networks(ティッカー:$PANW)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.46 (YoY +39%) | $1.30 | 〇 |
売上高 | $1.98B (YoY +19%) | $1.97B | 〇 |
ガイダンス 2024Q3EPS | $1.25 ($1.24~$1.26) | $1.29 | × |
ガイダンス 2024Q3売上高 | $1.965B ($1.95B~$1.98B) | $2.04B | × |
ガイダンス 2024通年EPS | $5.5 ($5.45~$5.55) | $5.52 | × |
ガイダンス 2024通年売上高 | $7.975B ($7.95B~$8.00B) | $8.19B | × |
カンファレンスコール
要約を記載します。
ポジティブな側面
- 売上は前年比19%増の成長を達成し、RPO(受注残高)は22%増加。
- 調整後のフリーキャッシュフローは前12か月で29億ドルに達し、非GAAP営業利益率は28.6%に拡大。
- 大型契約の獲得に成功し、100万ドル以上の契約が継続し、最大の取引では四半期に20百万ドルを超える取引が10件ありました。
- SASEビジネス、Prisma Cloud、Cortex XSIAMでの成長と成功を強調。
- 地域別では、全体的な需要が健全であるものの、米国連邦政府市場での軟化が見られた。
ネガティブな側面
- 米国連邦政府市場での需要の軟化が見られ、Q3とQ4への影響が予想される。
- サイバーセキュリティに対する支出疲労の兆候が見られ、顧客はROIと総所有コストにより注目している。
まとめ
Palo Alto Networksは財務第二四半期において、売上成長と利益率の拡大を達成し、特にSASE、Prisma Cloud、Cortex XSIAMなどの製品で大型契約を獲得しました。しかし、米国連邦政府市場の需要の軟化やサイバーセキュリティへの支出疲労などの課題も指摘されました。会社はプラットフォーム化とAIへの投資を加速する戦略を進め、将来的な成長と業界内でのリーダーシップを目指しています。
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