オン(ティッカー:$ON)の2025年度第4四半期決算についてまとめます
- 決算概要
- 業績ハイライト
- 質疑応答ハイライト
- 1) Otherが弱い/季節性を上回るのはいつ?
- 2) AIデータセンター:TAM、10%売上比のタイミング、差別化
- 3) 非コア退出は’26も同水準? 長期12%成長は可能か
- 4) 粗利:稼働率と今年のレンジ感
- 5) AIデータセンター’26の成長感/Q1の伸び
- 6) 退出の粗利・稼働率インパクトは?
- 7) Q1粗利のプラス要因(“下がる”誤解の修正含む)
- 8) 粗利への稼働率のラグはどれくらい?
- 9) GaN:30超の新製品はどこ向け?
- 10) AIラック当たり機会が2030で大きく増えた理由
- 11) 2026のFCF目標と株主還元
- 12) 受注KPIの改善は具体的に?
- 13) GaNの投資は十分?(ファウンドリ提携の狙い)
- 14) SiC:EVの地域別状況/AIで300mm基板は?
- 15) 競合のM&A(Silicon Labs買収)に対してONは?
- 16) 長期目標(GM53%/OPM40%)は実現可能か? ブリッジは?
- 17) 自動車:在庫は薄いのに、なぜ再積み増しが来ない?
- 18) Q2季節性と退出規模
- 19) 自動車 vs 産業:どちらが成長ドライバーに?
- 総括(容赦なく厳しめ)
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.64 | $0.62 | 〇 |
| 売上高 | $1.53B (YoY -11.6%) | $1.54B | × |
| ガイダンス 2026Q1EPS | $0.61 ($0.56~$0.66) | $0.61 | 〇 |
| ガイダンス 2026Q1売上高 | $1.485B ($1.435B~$1.535B) | $1.51B | × |
業績ハイライト
2025年通期サマリー
- 需要環境が厳しい中でも、規律ある実行と長期戦略への整合で「基盤強化+将来成長の仕込み」を進めた年。
- Treoプラットフォームを軸に「マルチマーケット成長エンジン」を立ち上げ、新製品サンプリング数は前年の2倍。新規デザインファネルは累計$1B超。
- AIデータセンター売上は2025年通期で$250M超(PowerTree全体での電力効率提案を強調)。
- FabRite(製造フットプリント最適化)で構造改革を継続、2025年に工場能力を12%削減。
- 自社株買いでフリーキャッシュフロー$1.4Bをほぼ全額還元、加えて新たに$6Bの買戻し枠を11月に設定。
主要KPI(通期・Q4)
| 指標 | 2025年通期 | 2025年Q4 | コメント |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $6.0B | $1.53B | Q4はガイダンス中央値超(会社コメント:コア市場の注文トレンド改善) |
| 非GAAP売上総利益率 | 38.4% | 38.2% | FabRiteの初期効果が出始めた |
| GAAP売上総利益率 | — | 36.0% | Q4には稼働率不足コスト 約700bp含む |
| 非GAAP EPS | — | $0.64 | ガイダンス中央値超 |
| GAAP EPS | — | $0.35 | — |
| フリーキャッシュフロー(FCF) | $1.4B | $485M | 通期FCFマージン24%(過去最高) |
| 自社株買い | $1.4B | $450M | 2025年はFCFの約100%を還元 |
| 期末現金・短期投資 | — | $2.5B | 総流動性**$4.0B**(リボルバー未使用$1.5B含む) |
ポジティブ材料 ✅
- 通期売上$6Bを確保し、非GAAP粗利38%台を維持
- FCFマージン24%(前年差+17%のFCF増)、株主還元を100%実行
- 需要底入れの兆し:book-to-bill上昇、期初に必要な“turn”減、expedite増(経営陣コメント)
ネガティブ/懸念材料 ⚠️
- Q4粗利に稼働率不足700bp、稼働率はQ4で**68%**まで低下(季節要因に合わせた調整)
- “Other”が弱く見えた(Q4:季節性+$40Mの非コア退出の影響)
- 自動車は「在庫消化は概ね終了」としつつ、再積み増し(replenishment)はまだ見えないと明言(後段Q&A参照)
セグメント・事業部別(Q4)
エンドマーケット別(Q4)
| エンドマーケット | 売上 | QoQ | YoY | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| 自動車 | $798M | +約1% | — | 在庫消化は「ほぼ後ろに」 |
| 産業 | $442M | +約4% | +6% | 産業は8四半期ぶりにYoY成長 |
| Other | — | -14% | — | AIは強いが、その他は季節性・軟調+退出 |
事業部(Q4)
| 事業部 | 売上 | QoQ | YoY | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| PSG(Power Solutions) | $724M | -2% | -11% | — |
| AMG(Analog & Mixed Signal) | $556M | -5% | -9% | — |
| ISG(Intelligent Sensing) | $250M | +9% | -17% | 産業寄与でQoQ増、長期再編中 |
在庫・稼働率・コスト構造
| 指標 | Q4値 | 前四半期/補足 |
|---|---|---|
| 製造稼働率 | 68% | Q1は**low 70%**見込み、年後半に向け上昇想定 |
| 在庫日数 | 192日 | Q3 194日から改善(-2日) |
| 戦略在庫 | 76日 | Q3 82日 → 減少(今後2年で解消方針) |
| ベース在庫(戦略除く) | 117日 | 「健全」評価 |
| ディストリ在庫 | 10.8週 | Q3 10.5週(目標9〜11週内) |
| Q4 Opex(GAAP) | $351M | うちリストラ$59M |
| Q4 Opex(非GAAP) | $282M | ガイダンス下限、QoQ -3% |
テクノロジー/成長ドライバー
Treo(新製品・高マージン化)
- サンプル出荷製品数が前年比2倍、新規デザインファネルは**$1B超**。
- 自動車:ゾーンアーキテクチャ、超音波センサー、LEDドライバ等に設計入り。
- 産業:HVAC、ESS、医療などへ拡大(例:DexcomのCGMに低消費電力AFE採用)。
GaN(ラテラル+垂直VGaN)
- 2026年に向け:40〜1,200Vで30以上のGaNデバイスをサンプル予定(ディスクリート+ドライバ統合)。
- ラテラルGaN:新しいファウンドリ提携で地域供給を拡大、売上貢献は2026年開始見込み。
- VGaN(GaN on GaN):米国内自社fab製造、初回売上は2027年見込み。GMとEVドライブ開発で協業。
AIデータセンター(PowerTree)
- 2025年:売上$250M超。
- 高電圧(例:800V→1,200Vデバイス)からボード近傍の低電圧まで「変換木」を効率化する流れに対応可能、と強調。
- 実績例:
- ESS:世界シェア50%超(ユーティリティ・ストリングESS)。
- IGBTハイブリッドモジュールを複数顧客にランプ、次世代SiC MOSFETハイブリッドは効率~99.5%近傍、430kW(SunGrowで初勝利)。
- UPS:米大手電源メーカーで設計獲得、フットプリント約50%削減。今四半期から量産開始見込み。
- ラック:Delta/Lite-On/Great Wall向けにBBU/PSUでSiC・Si MOSFET・SiC JFET採用。
- XPU:マルチフェーズ制御、スマートパワーステージ、PoL。VCOREの5×5ソリューション、TLVR(Transinductor Voltage Regulator)アーキで過渡応答改善を訴求。
2026年Q1ガイダンス(非GAAP中心)
| ガイダンス項目 | 会社見通し |
|---|---|
| 売上 | $1.44B〜$1.54B(中央値は季節性並み) |
| 非コア退出 | Q1で$50M退出(除けば季節性を上回ると主張) |
| 非GAAP粗利率 | 37.5%〜39.5%(SBC $7M含む) |
| 粗利の前年差要因 | FabRite等で中央値+30bp(通常Q1は季節性で下がる) |
| 非GAAP Opex | $285M〜$300M(SBC $29M含む) |
| その他損益(非GAAP) | + $7M(利息収入>利息費用) |
| 税率(非GAAP) | 約15% |
| 希薄化後株式数(非GAAP) | 約397M株 |
| 非GAAP EPS | $0.56〜$0.66 |
| CapEx | $35M〜$45M |
Q1エンドマーケット見通し(Q&Aで提示)
- 自動車:概ねフラット(中国正月が逆風)
- 産業:low-teens減(季節性+エネルギーインフラ、中国正月、FAのブレ)
- Other:low single digits増(AIが伸長、他は季節性+退出で相殺)
- AIデータセンター:Q1 high teens成長(Thad発言→Hassaneが補足)
質疑応答ハイライト
1) Otherが弱い/季節性を上回るのはいつ?
Q(Deutsche Bank):Otherが弱い。何が起きた? そしてトーンは強気だがガイダンスは季節性並み。いつ季節性を上回る?
A(CFO):
- 退出(exits)を除けば季節性を上回っている。
- Otherは「AIは強い」が、Q4の通常季節性に加え、Other内に約$40Mの退出があり、結果としてQoQで弱く見えた。
2) AIデータセンター:TAM、10%売上比のタイミング、差別化
Q(Deutsche Bank):AIのTAMと、売上の10%などに到達する時期、差別化要因は?
A(CEO):
- 2026年のAI単独ガイダンスは出さないが、成長は継続し加速も続くとの自信。
- 差別化は「外部電源〜ボードまで」一貫で高効率にできる幅広いポートフォリオ。
- 高電圧(800V/1,200V)から低電圧(SPS/PoL)まで対応し、さらに「変換木の圧縮(collapsing)」が進むほど同社の優位が出る、と説明。
- VGaNを持つ唯一の企業として高電圧・高電力密度で優位と主張。
- 2025年にほぼゼロから**$250M**まで伸びた、と成長の強さを強調。
3) 非コア退出は’26も同水準? 長期12%成長は可能か
Q(BofA):Q4で$40M退出、Q1で$50M退出。’26も四半期ペースは同程度? 退出を脇に置けば長期の12%成長目標は可能?
A(CEO):
- 退出は通期合計で約$300M規模のイメージで、四半期一律$50Mではない(Q2/Q3にも退出が続く)。
- コアはダウンサイクルでも「市場以上に伸びてきた」と述べ、2027年には市場超過成長の再開を見込む、という言い回し。
A(CFO:補足):退出除きでQ1は季節性超え、という立て付け。
4) 粗利:稼働率と今年のレンジ感
Q(BofA):稼働率と粗利の見立ては?
A(CFO):
- Q1稼働率はlow 70%。
- 回復次第でQ2以降は**mid-70%程度(±)**を想定、回復が強ければ迅速に追随し粗利に落ちる。
- 年間を通じて粗利は改善という感触、FabRiteが後半効く。
5) AIデータセンター’26の成長感/Q1の伸び
Q(Jefferies):’26のAI成長は?
A(CEO):成長する。年初の立ち上がりは前年より良い。
A(CFO):Q1のAIデータセンター売上はhigh teens成長を見込む。
6) 退出の粗利・稼働率インパクトは?
Q(Jefferies):退出は利用率に効かない? 粗利にプラス/マイナス?
A(CFO):
- 現状はニュートラル(そのビジネスの粗利は現時点で会社平均近辺)。
- ただし価格圧力・変動が大きいので非コアとして退出。
- 能力面でのヘッドウィンドではなく、稼働率は年内に上がる見込み。
7) Q1粗利のプラス要因(“下がる”誤解の修正含む)
Q(TD Cowen):稼働率が上がるのに粗利が下がるのはなぜ?
A(CFO):
- 前提修正:Q1粗利の中央値は前期比+30bp(季節性で下がりやすい四半期に上がる)。
- FabRiteのコスト削減が季節性の逆風を相殺している、という主張。
8) 粗利への稼働率のラグはどれくらい?
Q(Needham):稼働率の影響はQ1に反映? Q4の稼働率低下はいつ効く?
A(CFO/CEO):
- 影響は約2四半期遅れが一般的。
- 本来ならQ4の稼働率低下(68%)はQ2に効くが、FabRite/コスト施策で相殺するため、現時点でヘッドウィンドとは見ていない。
9) GaN:30超の新製品はどこ向け?
Q(Needham):30以上のGaNはデータセンター中心?
A(CEO):
- 40〜1,200Vの全レンジで、データセンターの低電圧から自動車・産業の高電圧まで幅広い。
10) AIラック当たり機会が2030で大きく増えた理由
Q(Wells Fargo):資料でラック当たり機会が増加。何が要因?
A(CEO):
- 新世代アーキが固まり、同社が投資してきた新製品(SiC JFET、VGaN、5×5、SPS/PoL等)がラック内コンテンツにより多くマッピングできるようになったため。
11) 2026のFCF目標と株主還元
Q(Wells Fargo):2026のFCF目標と還元率は?
A(CFO):
- 目標FCFマージンは25〜30%。2025年は24%で改善を継続。
- **FCFの100%を株主還元(自社株買い)**する方針($6B枠とも整合)。
12) 受注KPIの改善は具体的に?
Q(Loop Capital):バックログ、expediteなど具体的に?
A(CEO):
- book-to-bill上昇、期初のturn必要量が減少、expedite増加。
- ただし「まだ再積み増し(replenishment)は見えない」。=安定化のシグナル、という位置づけ。
13) GaNの投資は十分?(ファウンドリ提携の狙い)
Q(Loop Capital):VGaNは自社、ラテラルはInnoScience/GF。投資は十分?
A(CEO):
- 40〜1,200Vを“ネイティブ”でカバー(スタックで高耐圧にするのではない、という強調)。
- デバイスだけでなくドライバ統合も含め、Treoでカバーして「完全ポートフォリオ」と主張。
- 応用先としてAI、車載、産業、さらに「humanoids」にも言及。
14) SiC:EVの地域別状況/AIで300mm基板は?
Q(Susquehanna):EV向けSiCの地域状況は? AIでSiC基板・300mmの話があるが?
A(CEO):
- EV:XEV成長は鈍化しても、中国は800V中心でSiC比率が高く同社は大きなシェア、北米でもシェア拡大、欧州OEMにも拡大。
- AI:SiC JFETが$250Mの一部を牽引し成長。
- 300mm:炉(furnace)を300mmに転換しない。社内SiC製造は現行フットプリントで満足、供給レジリエンス重視で大きなCapExサイクルはやらない。
15) 競合のM&A(Silicon Labs買収)に対してONは?
Q(Susquehanna):競合がSilicon Labsを買う。ONもM&Aを促される?
A(CEO):
- 「fabを埋めるためのM&A」はしない。目的はポートフォリオ補完・加速・戦略適合。
- Treoには組み込みcomputeの方向性があり、用途適合のMCUを22nm〜65nmで既に展開。
- ギャップは有機的に埋め、価値があれば補完的に検討、という姿勢。
16) 長期目標(GM53%/OPM40%)は実現可能か? ブリッジは?
Q(Morgan Stanley):53%粗利/40%OPMは実現可能?何が必要?
A(CFO)(数値を明確に提示):
- Q4粗利には稼働率不足で約700bpの逆風。稼働率を**70%台→低90%**へ上げれば約700bp改善余地。
- 追加で:
- FabRiteでさらに約200bp
- 過去のfab売却関連:内製移管で固定費**$160M**改善=約200bp
- 新製品(好採算)で**+200bp以上**
- これらを積み上げると53%ターゲットに近づくため、目標は維持する、と説明。
17) 自動車:在庫は薄いのに、なぜ再積み増しが来ない?
Q(Morgan Stanley):在庫が薄い兆候があるが、再積み増しが起きないのはなぜ?
A(CEO):
- Tier1が薄利で資本を持てず、再積み増しに動けない(理由はともかく現象として)。
- 需要が戻る局面で「自動車はリスキーな立ち上がりになる可能性」と示唆。
18) Q2季節性と退出規模
Q(Wolfe):Q2の通常季節性は? 退出以外の注意点は?
A(CFO):
- Q2は通常**+3〜4%**。
- 退出はQ2で約$100M(Q1$50Mの倍程度)を想定。Q2/Q3も同程度の退出が続く可能性に言及。
19) 自動車 vs 産業:どちらが成長ドライバーに?
Q(Piper Sandler):近々は産業が先に回復しているが、12か月先は自動車が主役に戻る?
A(CEO):
- 長期は自動車がコンテンツ成長で牽引し得る。根拠として、過去5年で自動車売上が**+70%**(SAARがフラットでも)と説明。
- 目標は「SAARを上回る高シングル成長」を維持(ゾーン向け:T1S Ethernet、SmartFET等の追加コンテンツ)。
Q(同):700bpの稼働率不足を解消するには売上がどれくらい必要?
A(CFO):
- 低90%稼働率が必要。現状のミックス前提なら、売上が概ね25%上がるとフル稼働に近づく。
総括(容赦なく厳しめ)
ポジティブ材料 ✅
- FCFが強烈:2025年にFCF $1.4B・マージン24%は立派。さらに2026も**25〜30%**を掲げ、100%還元を明言。株主還元の姿勢は明確で、株価下支え要因になり得る。
- AIデータセンターが現実に数字になった:通期**$250M超**、Q1もhigh teens成長見込み。PowerTreeでの実績(UPSでフットプリント50%減、ESSで高シェア等)を具体的に語れているのは強い。
- 構造改革の“数値ブリッジ”を出した:700bp(稼働率)、+200bp(FabRite)、+200bp(固定費$160M)、+200bp(新製品)で53%へ、という説明はロジックとしては筋が通る。
ネガティブ材料 ⚠️
- 最大の問題は「稼働率と需要の現物」。Q4で稼働率68%、粗利には700bpの重い足かせ。会社は「回復すれば低90%へ」と言うが、結局は売上が約25%増えないと理論通りには消えない。
→ ここが実現しなければ、53%目標は“机上の足し算”に堕ちる。 - 自動車は“在庫消化完了”と言いながら、再積み増しが来ていない。CEO自身が「Tier1が資本不足で在庫を積めない」と言っており、需要回復局面で供給が追いつかない“リスキーな立ち上がり”を示唆した。
→ これは、短期的には売上機会損失・長期的には顧客関係のひずみになり得る(要注意)。 - 非コア退出の説明がやや都合良く聞こえる:
- 「退出除けば季節性超え」と言う一方で、退出はQ1$50M→Q2$100M規模、通期合計~$300M。
- 粗利は「ニュートラル」と言うが、退出理由は価格圧力・ボラティリティ。つまり、**“今は平均並みでも、放置すれば悪化しやすい領域”**だった可能性が高い。
→ 見かけの成長率や回復感の“調整項”として使われるリスクがある。
- GaN/VGaNの時間軸が長い:ラテラルは2026売上開始見込みでも、VGaN初回売上は2027見込み。競争が激しい領域で、量産・歩留まり・顧客採用の確度が問われる(現時点では“計画”の域を出ない)。
株価
- 上方向材料:
✅ AIデータセンターの高成長が継続し、退出のマイナスを吸収して“見える成長”になれば評価は上がる。
✅ 稼働率が70%台→80%台へ上がり始め、粗利が「実際に」伸びてくれば、53%ブリッジの信頼度が増す。
✅ FCF 25〜30%が実現し、買戻しが継続すれば、EPS面でも追い風。 - 下方向材料:
⚠️ 自動車の再積み増しが来ず、回復が想定より鈍いと、稼働率改善が遅れ粗利回復も遅延。
⚠️ “AIは強いが他が弱い”状態が続くと、ミックス改善だけでは700bpの壁を崩せない。
⚠️ 退出が想定以上に増える/コア成長が追いつかない場合、「見かけの回復」が剥落する。

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