ドラフトキングス(ティッカー:$DKNG)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.12 | $0.12 | 〇 |
| 売上高 | $1.41B (YoY +20%) | $1.43B | × |
| ガイダンス 通年売上高 | $6.3B ($6.2B~$6.4B) | $6.36B | × |
業績ハイライト
売上・利益・成長率
| 項目 | 2025年Q1実績 | 前年同期比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $1.409B | +20% | 強固なスポーツベッティング需要が主因 |
| 調整後EBITDA | $103M | 黒字維持 | プロモーション効率改善と構造的ホールド率向上が寄与 |
| スポーツブック取扱高 | $13.9B | +16% | NCAAバスケットボールが牽引 |
| 旧州(2024年以前から提供中)取扱高成長率 | ― | +11% | 成熟市場でも安定成長 |
ホールド率・利益率
| 指標 | 数値 | 前年同期比 | コメント |
|---|---|---|---|
| 構造的スポーツブックホールド率 | 10.4% | +60bps | パーレイ・ライブベット構成比上昇が要因 |
| 実際のホールド率 | 9.5% | ― | NCAAトーナメントの番狂わせが影響 |
| 調整後粗利益率 | 45% | +100bps以上 | プロモ効率と構造ホールドの改善が寄与 |
🟢 ポジティブ:
- 構造ホールド率と粗利益率が着実に改善。
- ライブベッティングが全体の50%以上に到達(初の実績)。
- iGamingは4月に前年比+26%と加速傾向。
🔴 ネガティブ:
- NCAAトーナメントで「第1~第3シード」が軒並み勝利、顧客有利な展開でホールド率が下振れ。
- TexasとNew MexicoにおけるJackpocket撤退が売上に影響。
ガイダンス(2025年通期)
| 指標 | 新ガイダンス | 旧ガイダンス | コメント |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $6.2B~$6.4B | $6.3B~$6.6B | 顧客有利な試合結果により下方修正 |
| 調整後EBITDA | $800M~$900M | $900M~$1B | 同上 |
| フリーキャッシュフロー | 約$750M | ― | EBITDAとの乖離$100Mを想定 |
| Q2売上成長率 | +25% YoY | ― | 調整後EBITDAは$200M超を見込む |
主な要因別影響
| 要因 | 売上影響 | EBITDA影響 |
|---|---|---|
| 顧客有利なスポーツ結果 | ▲$170M | ▲$111M |
| 税制変更(MD)+Jackpocket撤退 | ▲$30M | ▲$26M |
| 構造ホールド改善&プロモ最適化 | +$50M | +$37M |
質疑応答ハイライト
M&A戦略と財務方針
Q:今後のM&A戦略における考え方や基準は?
A(Robins CEO):
- 昨年のSimplebet等の買収は、コスト削減・ライブベット強化に直接貢献し成功例。
- ROIと資本効率を重視、収益貢献が見込めれば検討対象。
- 自社株買いや有機成長投資との比較評価の中で意思決定。
スポーツベットのホールド率の懸念
Q:構造ホールドと実際の乖離への懸念は?
A(Robins CEO):
- 直近数四半期は「偶然のバッドアウトカム」であり、統計的には一時的。
- NIL制度が影響との指摘もあるが、構造的に変化があるとは考えていない。
- モデルが変化を吸収し、最終的には収束する見通し。
ハンドル成長と市場動向
Q:Q2以降のハンドル成長見通しは?
A:
- Q1:+16%、3月単月:+14%、野球ハンドル:YTDで+16%
- Q2は季節性あるが「高シングル〜低ダブル成長率」程度を予想
iGaming成長の遅れと対応
Q:iGamingがGGRに対して成長がやや鈍化したのでは?
A:
- Q1は+14%だったが、4月には+26%と再加速。
- プロダクトとプロモの再設計が奏功している。
プロモーションの効率性と今後のトレンド
Q:プロモ比率の見通しは?
A:
- 成熟市場ではプロモ比率は自然に低下(新規比率が低くなるため)。
- GGR比では低下継続、一方でホールド比での比率は一定または上昇の可能性も。
AI活用の取り組み
Q:AIの活用分野と今後の展開は?
A:
- 全社的にAI文化が浸透。カスタマーサポートでの要約、自動文書作成など導入中。
- 今後はリスク管理やオッズ調整等にも活用拡大の余地あり(現状は初期段階)。
バスケットボールにおけるシェア動向
Q:バスケでのシェア拡大が見られたのでは?
A:
- ライブベット(特にNBA)の構成比増が貢献。
- Simplebet等の買収がリアルタイム賭けの充実に貢献。
ハンドル成長の中長期見通し
Q:成熟州のハンドル成長とその持続性は?
A:
- ハンドルだけでなく、ホールド向上、プロモ削減、マーケ費削減とのセットで利益成長。
- 取扱高の成長鈍化よりも総合的な貢献利益重視。
Jackpocket関連の進捗と今後の計画
Q:Jackpocketの統合状況と収益化は?
A:
- 2025年後半にDraftKingsアプリ内に統合予定。
- Texas撤退の影響で「収支トントン」~微損益の範囲に留まる見込み。

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