決算:META 2025Q1

決算

メタ(ティッカー:$META)の2025年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for META

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$6.43$5.22
売上高$42.31B
(YoY +16%)
$41.36B
ガイダンス
2025Q2売上高
$44.0B
($42.5B~$45.5B)
$43.81B

業績ハイライト

売上・利益・成長率(連結ベース)

項目数値前年同期比備考
売上高$42.3B+16%(為替一定で+19%)好調な広告売上が牽引
営業利益$17.6B営業利益率 41%
純利益非開示(音声ギャップ)
営業費用合計$24.8B+9%サーバー減価償却延長により一部相殺
フリーキャッシュフロー$10.3B投資支出 $13.7B含む
自社株買い$13.4B配当支払 $1.3B も実施
現金・有価証券残高$70.2B負債 $28.8B

セグメント別業績

Family of Apps(FoA)

項目数値前年同期比備考
売上高$41.9B+16%広告売上が主力
広告売上高$41.4B+16%(為替一定で+20%)
その他売上$510M+34%WhatsApp ビジネスプラットフォームおよびMeta Verified好調
営業費用$20.1B+10%FoA全体の81%を占める
営業利益$21.8B営業利益率 52%
  • 地域別広告成長率:
    • Rest of World: +19%
    • North America: +18%
    • Europe: +14%
    • Asia Pacific: +12%
  • 広告インプレッション数:+5%
  • 広告単価(CPM):+10%

Reality Labs(RL)

項目数値前年同期比備考
売上高$412M-6%Quest減少、Ray-Ban Meta AIメガネで一部相殺
営業費用$4.6B+8%主に人件費増加
営業損失▲$4.2B恒常的な赤字継続

業績見通し(2025年)

項目数値前回見通しコメント
Q2 売上見通し$42.5B〜$45.5Bマクロ不確実性を考慮し、$3Bの広いレンジ
通期費用$113B〜$118B前回:$114B〜$119B一部費用見直しにより下方修正
通期CapEx$64B〜$72B前回:$60B〜$65BAI向けデータセンター投資の加速・ハードウェアコスト増反映
法人税率(通期)12〜15%株式報酬の税効果も影響

CEOコメント(Mark Zuckerberg)

  • 「AIは広告・エンタメ・メッセージング・Meta AI・AIデバイスの5分野で成長を加速」
  • Reels向け広告モデルによりCVR(コンバージョン率)が5%向上
  • Facebookで滞在時間+7%、Instagramで**+6%、Threadsで+35%**
  • ThreadsのMAUは3.5億人超に成長
  • Meta AIの月間利用者は約10億人、今後の収益化へ布石
  • Ray-Ban Meta AIメガネの売上が前年比3倍に急拡大

質疑応答ハイライト

AIモデル(Llama)の進化と方向性

Q(Morgan Stanley): Llamaや今後のBehemothの進化における注力分野は?

A(Zuckerberg):

  • Llama 4は17BパラメータのMoE構造でレイテンシと音声最適化を両立
  • 文脈ウィンドウ長の強化によりパーソナライズ性を向上
  • Behemothは蒸留元モデルとして開発し、効率的な軽量モデル生成に貢献

Meta AIの初期利用動向

Q(Morgan Stanley): 米国でのMeta AIの利用傾向は?

A(Susan Li):

  • 主用途は情報検索・分析、会話、ライティング補助、画像との対話
  • 利用最大面はWhatsApp
  • Facebookではフィードに関連する質問機能が人気

Meta AIのスタンドアロンアプリ化について

Q(Goldman Sachs): なぜスタンドアロンアプリを出したのか?

A(Zuckerberg):

  • 特に米国ではWhatsAppが主要メッセンジャーでないため、単独アプリでリーダーシップ確保を狙う
  • フル機能を搭載し、より没入的な体験を提供

CapEx増加の理由と中長期見通し

Q(JPMorgan, Wells Fargo): CapEx増加は何が要因?来年以降への影響は?

A(Susan Li):

  • データセンター建設の前倒しインフラハードウェアのコスト上昇
  • 供給網最適化で一部対応中
  • 2026年以降のCapExは未定、柔軟性を重視

ビジネスAIによるWhatsApp収益化の進展

Q(Wells Fargo): 高コスト地域でのビジネスAI展開の進捗は?

A(Susan Li):

  • 米国含む複数国でテスト中、AIによる販売・カスタマー対応の効率化
  • 商品説明や返品対応などで広告に組み込まれたAI体験も実装
  • 顧客履歴をAIが記憶し、体験を統一

EUのDMA規制の影響

Q(Truist Securities): DMA違反認定への影響は?

A(Susan Li):

  • 影響地域(EEA+スイス)の売上シェア:全体の16%
  • モデル変更でユーザー体験と収益に重大な影響の可能性
  • 第3四半期に影響が出るリスクあり

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