クラビヨ(ティッカー:$KVYO)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.15 | $0.10 | 〇 |
売上高 | $222.2M (YoY +35%) | $212.3M | 〇 |
ガイダンス 2024Q3売上高 | $226M ($225M~$227M) | $225M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $914M ($910M~$918M) | $903.2M | 〇 |
業績ハイライト
第2四半期の主要な財務結果
- 売上高は前年同期比35%増の2億2200万ドル
- 非GAAPベースの営業利益率は15%
- 顧客数は16%増加し、15万1000を超える
- ドルベースの純収益維持率は112%
- 5万ドル以上のARRを生み出す顧客数は64%増加し、2,386に
通期見通しの引き上げ
- 売上高見通しを1100万ドル引き上げ、9億1000万ドルから9億1800万ドルに
- 非GAAPベースの営業利益見通しを600万ドル引き上げ、1億300万ドルから1億1100万ドルに
事業の進展
- フランス語版の製品をリリースし、フランスでの新規事業が65%増加
- SMSの提供国を12カ国に拡大
- AIを活用した新機能を複数リリース
- 大手企業との新規契約を複数獲得
質疑応答ハイライト
成長の持続性について
- 多様な顧客基盤が強みとなっている
- 起業家向け市場と大企業向け市場で特に強い成長
- SMB市場では一部軟調な面も見られるが、全体としては堅調
- 国際展開が順調で、特にEMEAでの成長が加速
新規顧客獲得の増加要因
- マーケティング投資の効率化
- 製品主導の成長戦略による無料版から有料版への転換率向上
- 大企業向け営業の強化
- 国際展開の成功、特にフランスでの好調な立ち上がり
AI機能の提供と収益化について
- 生産性向上、最適化、マーケティング戦略拡大の3つの用途で開発
- 現時点では直接的な収益化はしていないが、間接的に利用増加につながる
- 将来的には収益化の機会があると認識している
- AIはKlaviyo Attributed Value(KAV)の向上に貢献すると期待
SMB市場の動向
- 大きなSMBセグメントでは新規獲得がやや減少、販売サイクルが長期化
- 小規模な起業家セグメントでは引き続き強い需要が見られる
- Klaviyoは顧客にとって必須の収益エンジンとして認識されている
- マクロ環境の圧力は継続しているが、大きな悪化は見られていない
国際展開の状況
- 各地域のニーズに合わせた製品開発と営業活動を展開中
- EMEAでの売上成長が第1四半期の43%から第2四半期は45%に加速
- フランス語版のリリースにより、フランスでの新規事業が大幅に増加
- SMSの提供国を拡大し、需要の取り込みを図っている
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