KLA(ティッカー:$KLAC)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $8.20 | $7.76 | 〇 |
売上高 | $3.08B (YoY +23.7%) | $2.95B | 〇 |
ガイダンス 2025Q3EPS | $8.05 ($7.45~$8.65) | $7.47 | 〇 |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $3.00B ($2.85B~$3.15B) | $2.88B | 〇 |
業績ハイライト
2024年通期の主要業績
- 売上高は12%増の過去最高の108.5億ドルを達成
- プロセスコントロール事業は12%以上の成長
- サービス事業は15%成長し、25億ドルに到達
- 粗利益率61%、営業利益率41%を維持
- フリーキャッシュフローは34億ドルに増加
- 配当と自社株買いで29億ドルを株主還元
2024年12月期四半期の業績
- 四半期売上高が初めて30億ドルを突破
- 非GAAPベースのEPSは8.20ドル(ガイダンスの上限に到達)
- GAAPベースのEPSは6.16ドル
- 粗利益率は61.7%
- 営業利益率は42.3%
- フリーキャッシュフローは7.57億ドル
- 配当と自社株買いで8.77億ドルの株主還元を実施
アドバンストパッケージング事業の成長
- 2024年の売上高は約5億ドル
- 2025年は8億ドル超の見込み(前回予想の7.5億ドルから上方修正)
サービス事業の状況
- 12月期四半期の売上高は6.67億ドル(前期比4%増、前年同期比18%増)
- 50四半期連続で前年同期比成長を達成
質疑応答ハイライト
WFE市場の見通しと同社の位置付け
- 2025年のWFE市場は2024年の900億ドル台後半から中単位の成長率を予想
- 先端ロジック、高帯域幅メモリ、アドバンストパッケージングへの投資増加が成長を牽引
- 中国は過去2年間の高水準投資の消化により需要減少を予想
中国向けビジネスへの影響
- 2025年の売上高影響は約5億ドル(±1億ドル)を予想
- システム事業への影響が約70%を占める
- 中国向け売上高構成比は2024年の41%から2025年は29%程度に低下の見込み
- 2025年の中国向け売上高は約20%減少を予想
2025年の見通し
- 3月期四半期の売上高は30億ドル(±1.5億ドル)を予想
- 粗利益率は年間を通じて62%(±0.5%)を見込む
- 四半期ごとの営業費用は約1,500万ドルずつ増加を予想
- プロセスコントロール強度の上昇により、WFE市場の成長率を上回る成長を見込む
HBMとDRAMの状況
- HBMはダイサイズが大きく、冗長性が低いため、プロセスコントロールの重要性が増加
- DRAMのプロセスコントロール強度は従来の9-10%からHBMにより100-150ベーシスポイント上昇の見込み
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