アップル(ティッカー:$AAPL)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $2.40 | $2.34 | 〇 |
売上高 | $124.3B (YoY +3.9%) | $124.03B | 〇 |
業績ハイライト
全体業績
- 第1四半期の売上高は1,243億ドル(前年比4%増)で過去最高
- EPSは2.40ドル(前年比10%増)で過去最高
- アメリカ、ヨーロッパ、日本、その他アジア太平洋地域で過去最高の売上高を達成
- アクティブデバイスのインストールベースは23.5億台で過去最高
製品カテゴリー別業績
- iPhone売上高:691億ドル(前年比横ばい)
- Mac売上高:90億ドル(前年比16%増)
- iPad売上高:81億ドル(前年比15%増)
- ウェアラブル・ホーム・アクセサリー売上高:117億ドル(前年比2%減)
- サービス売上高:263億ドル(前年比14%増)で過去最高
地域別動向
- 新興市場で好調、ラテンアメリカ、中東、南アジアなどで過去最高の売上高
- 中国の売上高は前年比11%減、その半分以上はチャネル在庫の変動による影響
- インドは12月期の売上高で過去最高を記録、iPhoneが最も売れているモデルに
財務・その他
- 粗利益率は46.9%
- 純利益は363億ドルで過去最高
- 営業キャッシュフローは299億ドル
- 株主還元は300億ドル超(配当39億ドル、自社株買い233億ドル)
質疑応答ハイライト
Apple Intelligence関連
- Apple Intelligenceが利用可能な市場ではiPhone 16の販売が好調
- Writing Tools、Image Playground、Genmoji、視覚インテリジェンス機能などが人気
- 4月にフランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、日本語、韓国語、簡体字中国語に対応予定
中国市場について
- 売上高11%減の半分以上はチャネル在庫の変動による影響
- 1月20日に発表された全国的な補助金プログラムはスマートフォン、タブレット、PC、スマートウォッチをカバー
- 世界で最も競争の激しい市場との認識
新興市場戦略
- インドは特に注目、4つの新店舗オープンを発表
- インドはスマートフォン市場で世界第2位、PC・タブレット市場で第3位
- 新興市場ではiPhoneのインストールベースが二桁成長
製品開発・イノベーション
- スマートフォンにはまだ多くのイノベーションの余地があるとの見解
- MacはAI PCとして最高の製品との自信
- 製品パイプラインに対して非常に楽観的な見方を示す
今後の見通し
- 3月期の売上高は前年比で一桁台前半から中盤の成長を予想
- サービス収入は二桁台前半の成長を予想
- 為替のヘッドウィンドは収益に約2.5%のマイナス影響と予測
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