サムサラ(ティッカー:$IOT)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.05 | $0.01 | 〇 |
売上高 | $300.2M (YoY +36.9%) | $289.5M | 〇 |
ガイダンス 2025Q3EPS | $0.035 ($0.03~$0.04) | $0.03 | 〇 |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $310M ($309M~$311M) | $308.8M | 〇 |
ガイダンス 2025通年EPS | $0.17 ($0.16~$0.18) | $0.13 | 〇 |
ガイダンス 2025通年売上高 | $1.226B ($1.224B~$1.228B) | $1.21B | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- Q2のARRは前年比36%増の12億6400万ドル
- Q2の売上高は前年比37%増の3億ドル
- 非GAAPベースの営業利益率は四半期記録となる6%
- 調整後フリーキャッシュフローマージンは4%
顧客動向
- ARR10万ドル以上の顧客数が2,133社に増加(前年比41%増)
- ARR100万ドル以上の顧客を四半期記録となる14社獲得
- 大口顧客のARR平均は31万8,000ドルに増加
- 顧客の94%が複数製品を利用、59%が3製品以上を利用
製品展開
- Asset Tagを新発売し、初四半期で約100万ドルのARRを獲得
- Connected WorkflowsとConnected Trainingの新製品を発表
- 年間10兆以上のデータポイントを収集する重要なマイルストーンを達成
地域・業界の動向
- 欧州が4四半期連続でARR成長率が加速
- 建設業界が4四半期連続で最大のARR寄与
- フィールドサービス業界が2四半期連続で2番目に大きなARR寄与
- 国際地域からの新規ARRが16%を占める
質疑応答ハイライト
新製品Asset Tagの初期成果と今後の展望
- 初四半期で約100万ドルのARRを獲得し、好調なスタート
- 建設業界の大口顧客から30万ドル以上の追加受注を獲得
- 顧客は段階的な導入アプローチを取る傾向にあり、今後も拡大が期待される
- 小型で高価値な資産から大型資産まで幅広い用途に対応
- 既存のSamsaraネットワークを活用し、低コストでリアルタイムな追跡を実現
大口顧客の獲得と成長戦略
- ARR10万ドル以上の顧客数が41%増加し、2,133社に到達
- ARR100万ドル以上の顧客を四半期記録となる14社獲得
- 大口顧客のARR平均が31万8,000ドルに増加
- 複数製品の採用が進み、94%の顧客が複数製品を利用
- R&D投資を通じて新製品開発を継続し、大口顧客の成長を促進
欧州市場の成長加速
- 4四半期連続でARR成長率が加速
- 北米以上の商用車台数を有する大きな市場機会
- 販売力の強化、パイプラインの構築、地域に適した製品開発に注力
- 一貫した投資が特に過去4四半期で成果を上げている
マクロ経済環境と今後の見通し
- 現時点で顧客需要への影響は見られないが、マクロ経済の不透明感を考慮
- 選挙年であることも加味し、達成可能な期待値を設定
- 通期の売上高見通しを12億2,400万〜12億2,800万ドルに引き上げ
- 非GAAPベースの営業利益率見通しを約5%に引き上げ
AIと新技術の活用
- フィードバックを得ながら機能を強化していく方針
- ジェネレーティブAIを活用したチャット環境のデモを投資家向けデーに披露
- Samsaraの独自データ資産を活用し、メンテナンス予測などに活用
- 実用的で有用な形での提供を目指し、今後数ヶ月で顧客にロールアウト予定
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