ハリバートン(ティッカー:$HAL)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.80 | $0.80 | 〇 |
売上高 | $5.83B (YoY +0.5%) | $5.95B | × |
業績ハイライト
全体的な業績
- 総収益は58億ドル(前年同期比横ばい)
- 営業利益は10億ドル(前四半期比5%増)
- 営業利益率は18%(前四半期比69ベーシスポイント増)
地域別業績
- 国際収益は34億ドル(前年同期比8%増)
- 北米収益は25億ドル(前年同期比8%減)
- 欧州/アフリカ収益は7.57億ドル(前四半期比4%増)
- 中東/アジア収益は15億ドル(前四半期比5%増)
- ラテンアメリカ収益は11億ドル(前四半期比横ばい)
部門別業績
- C&P部門の収益は34億ドル(前四半期比横ばい)、営業利益率21%
- D&E部門の収益は24億ドル(前四半期比横ばい)、営業利益率17%
キャッシュフローと株主還元
- 営業キャッシュフローは11億ドル
- フリーキャッシュフローは7.93億ドル
- 2.5億ドルの自社株買いを実施
2024年見通し
- 国際事業の年間収益成長率は約10%を予想
- 北米の年間収益は前年比6~8%減を予想
- 年間フリーキャッシュフローは2023年比で少なくとも10%増を予想
質疑応答ハイライト
北米市場の見通し
- 活動低下の主な要因は活動量の減少であり、価格への影響は限定的
- M&Aの消化や天然ガス市場の低迷が活動量減少に寄与
- 2024年後半が活動量のボトムになると予想
- 2025年は活動量が回復すると期待
- 理由:M&A完了後の新規開発計画、資産売却先の小規模事業者による開発、天然ガス活動の回復
電動フラックフリートの状況
- 現在、フリートの約40%が電動化
- 2024年末までに40%を超える見込み
- 2025年には50%に達する予想
- 需要は依然として高く、顧客との長期契約が継続
- AutoFracなどの新技術により、さらなる差別化を図る
国際市場の見通し
- 2024年は10%の成長を予想
- 2025年も引き続き強い成長を期待
- 中東、特にサウジアラビアでの非在来型開発に大きな機会
- 欧州/アフリカ地域でも大幅な成長を期待
D&E部門の利益率改善
- 年間ベースでの利益率改善に注目すべき
- iCruiseなどの新技術の採用拡大が利益率改善に寄与
- 2025年に向けてさらなる利益率の成長に自信
生産化学事業の状況
- Athlon買収後、事業拡大に投資
- サウジアラビアの工場稼働率が順調に上昇
- 長期的な販売サイクルを持つビジネスだが、着実に実行中
電動フラックの経済性
- 天然ガス価格が上昇しても、ディーゼルとの価格差は依然として大きい
- 効率性や技術的優位性により、燃料コスト以上の価値を提供
- AutoFracやOctivなどの技術が顧客にとってのメリットを高める
北米市場でのシェア拡大
- 技術投資と差別化戦略により、リグカウント以上の収益成長を実現
- 2025年の具体的な見通しは時期尚早だが、技術とソリューションにより市場をアウトパフォームする自信あり
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