決算:INTC 2025Q3

決算

インテル(ティッカー:$INTC)の2025年度第3四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for INTC

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.23$0.01
売上高$13.7B
(YoY +3.2%)
$13.14B
ガイダンス
2025Q4売上高
$13.3B
($12.8B~$13.8B)
$13.37B×

業績ハイライト

売上・利益・成長率

項目第3四半期(Q3 2025)前四半期比コメント
総売上$13.7B+6%ガイダンス上限を超過。データセンターおよびクライアント分野の堅調な需要が寄与。
非GAAPベース営業利益不明(部門別に下記)
非GAAPベースEPS$0.23ガイダンス($0.00)超過売上増とコストコントロールの成果。
非GAAPベース粗利益率40%+4pt(ガイダンス比)売上増、ミックス改善、在庫引当金の減少が寄与。
営業キャッシュフロー$2.5B
調整後フリーキャッシュフロー$900M

ポジティブ要素:
✅ EPS・売上・粗利益率がいずれもガイダンスを上回る
✅ データセンター・クライアントともに供給制約下でも想定以上の出荷を達成

ネガティブ要素:
⚠️ Intel 10/7プロセスの供給制約継続中
⚠️ 粗利益率は依然として過去水準と比較して低迷(40%)


セグメント別業績

Intel Products(製品部門)

項目Q3 2025前四半期比コメント
売上$12.7B+7%需要超過の中で供給最大化に成功
営業利益$3.7B+$972M29%の営業利益率。粗利改善とコスト削減によるもの
CCG(クライアントコンピューティング)
項目Q3 2025前四半期比コメント
売上$8.5B+8%Windows 11リフレッシュ、Lunar Lake/Arrow Lakeミックス効果あり
  • PC総需要:2025年に2年連続成長(2.9億台に到達見込み)
  • AIPC採用進展:年内に1億台出荷見込み
DCAI(データセンター&AI)
項目Q3 2025前四半期比コメント
売上$4.1B+5%ホストCPUの需要堅調。供給制約により上振れに限界あり
  • Granite Rapids(Xeon 6):TCO最大68%削減、電力最大80%削減
  • AIインフラ拡張に伴い、CPU需要も長期的に増加見通し

Intel Foundry

項目Q3 2025前四半期比コメント
売上$4.2B▲4%Intel 10/7の需要好調も、外部向け売上はAltera非連結で減少
営業損失▲$2.3B▲$847M改善Q2の$800M減損費用がなくなったため損失幅縮小
  • Intel 18A:Panther Lakeの年内出荷予定に向けて順調に進捗
  • Intel 14A:早期段階でパフォーマンス・イールドともに18Aより好スタート
  • 先端パッケージング(EMIB, EMIB-T):差別化要素として需要拡大

その他部門(Altera, Mobileye, IMS等)

項目Q3 2025前四半期比コメント
売上$1.0B▲6%Alteraの統合終了の影響あり
営業利益$100MMobileye, IMSなどが寄与

財務状況と資金調達

項目Q3末時点コメント
現金・短期投資$30.9B大幅増加。流動性強化。
調達資金約$20B米国政府($5.7B)、SoftBank($2B)、Altera売却($4.3B)、Mobileye売却($900M)など
NVIDIA出資$5B予定Q4末にクロージング予定
債務返済$4.3B2026年の満期に向けて着実に削減中

ガイダンス(Q4 2025)

項目ガイダンスコメント
売上$12.8B~$13.8BAltera非連結を考慮しQoQ横ばい
粗利益率約36.5%製品ミックス、Core Ultra 3の初期コスト、Altera影響で低下
EPS$0.08(非GAAP)
税率約4%(非GAAP)

質疑応答ハイライト

Foundry事業に対する自信の背景

Q(Deutsche Bank):Foundryに対する自信は何が背景?コラボや投資が要因か、それとも技術的な成果か?

A(CEO Lip-Bu Tan):

  • SoftBankやNVIDIAとの連携によりAIインフラ需要がFoundryに波及。
  • Intel 18A・14Aのイールドは予測通り改善中。PDKマイルストーンも順調。
  • EMIB等のパッケージング技術にも顧客から引き合い。
  • 顧客との信頼構築が最重要。

粗利益率の今後の見通しとFoundryの影響

Q(Deutsche Bank):粗利率の2026年以降の見通しは?Foundryの改善が鍵か?

A(CFO David Zinsner):

  • Alteraの非連結によりマージン1pt程度の逆風。
  • Panther Lake(18A)やLunar Lake初期コストで短期的に粗利率に負荷。
  • 18A、Intel 3/4など先端ノードの価格・構造改善によりFoundryの損益改善が鍵。
  • 製品ミックスによる変動も大。

Foundry投資判断と顧客のCommitment

Q(Morgan Stanley):先に顧客コミットメントを求めるFoundry戦略、顧客の反応は?

A(CEO):

  • Foundryは「サービス業」。信頼と実績、IP提供が必要。
  • まず性能とイールドを見せ、テストチップで顧客を獲得。
  • 先に需要コミットを得てから増設投資を行う方針。

供給制約の原因と影響

Q(Jefferies):供給制約の詳細は?需要超過で供給不足?

A(CFO):

  • Intel 10/7にて広範な供給制約。追加設備投資は行わず。
  • 一部製品は在庫から供給。デマンドシェーピングで対応。
  • サブストレートなどの外部部材でも不足が顕在化。

PCおよびサーバー需要とQ1の見通し

Q(Cantor):Q1は通常の季節性(減少)を下回るか?

A(CFO):

  • Q1が供給制約のピークとなる可能性が高い。
  • これまで在庫で対応していたが、Q1以降は厳しくなる。
  • 中盤以降は改善見込み。

18Aのイールドとコスト構造

Q(UBS):18Aイールドは現状どのレベル?来年の利益寄与は?

A(CFO):

  • 現時点では供給には十分だが、粗利改善には不十分。
  • 来年末までに「業界水準」のイールドを達成予定。
  • 14Aは18Aよりも好スタートを切っており、期待大。

AI分野での戦略(推論、ASIC)

Q(TD Cowen):ASICや固定機能コンピューティング戦略はFoundry向け?製品向け?

A(CEO):

  • Central Engineeringを設立し、ASICデザイン支援を強化。
  • x86 IPの外販とAI推論向けのカスタムSoCも視野。
  • AI向け推論でのパートナーシップを重視。

NVIDIAとの協業詳細と今後の展開

Q(Melius):NVIDIAとの協業のタイミングや収益性について追加情報は?

A(CEO & CFO):

  • x86 + NVLinkでAI時代に最適化された新製品を開発。
  • 複数世代に渡る連携。既存TAMを超える拡張市場を狙う。
  • 将来的にはGaudi活用や推論向け製品の連携可能性も視野。

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