決算:CDNS 2025Q3

決算

ケイデンス(ティッカー:$CDNS)の2025年度第3四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for CDNS

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$1.93$1.79
売上高$1.34B
(YoY +10.1%)
$1.32B
ガイダンス
2025Q4EPS
$1.91
($1.88~$1.94)
$1.92×
ガイダンス
通年EPS
$7.05
($7.02~$7.08)
$6.93
ガイダンス
通年売上高
$5.282B
($5.262B~$5.292B)
$5.25B

✅ 業績ハイライト

📊 四半期業績サマリー(2025年Q3)

項目数値前年同期比備考
売上高$1.339B+13.6%ガイダンス超過、全製品・地域で好調
GAAP営業利益率31.8%
Non-GAAP営業利益率47.6%業界平均を大きく上回る高収益体制
GAAP EPS$1.05
Non-GAAP EPS$1.93+約18%過去最高水準
営業キャッシュフロー$311M好調な受注活動を反映
株式買戻し$200Mフリーキャッシュフローの50%以上を還元
期末現金残高$2.753B潤沢な資金ポジション維持
受注残高$7.0B前四半期比 +$600M過去最高、うち$150Mは中国回復分

📈 2025年通期見通し(FY25ガイダンス)

項目数値前年比備考
売上高$5.262B – $5.292B+14%(中央値)全製品カテゴリで二桁成長見込み
GAAP EPS$3.80 – $3.86
Non-GAAP EPS$7.02 – $7.08+18%利益成長が売上を上回る
GAAP営業利益率27.9% – 28.9%
Non-GAAP営業利益率43.9% – 44.9%継続的な営業レバレッジ発揮
営業キャッシュフロー$1.65B – $1.75B高水準維持

🌍 地域別トレンド(注目:中国)

  • 中国売上は前年同期比+53%増、全社売上の18%を構成
  • Q2の輸出規制解除(7月)以降、「通常営業」に回復。
  • ハードウェアの納品再開が後押しし、Q3成長の一因に
  • 地政学的リスクは残るものの、Pull-in(前倒し)需要の兆候は見られず
  • 通期では「前年を上回る成長」を見込むと明言。

💡 製品別ハイライト

📌 IPビジネス

指標内容
売上成長率20%以上(2年連続)
主力分野AI/HPC向け設計IP(HBM4, DDR5, SerDes, PCIe)
特筆事項– ARM Artisan Foundation IPを買収しポートフォリオ強化
– HBM4で大手メモリ企業との競争受注
– 競合が苦戦する中での躍進

コメント:「IPはCadence全体の平均成長を上回るべき。利益率も想定以上に改善しており、来年以降も好調継続の見通し。」


🧠 AI主導EDA/設計自動化

製品/ソリューション主な実績・効果
Cerebrus AI StudioSamsungがSF2ノードでテープアウト、生産性4倍向上
Tempus/CertusSamsungのAI設計で電力22%削減・一発シリコン成功
Virtuoso/SpectreAIによる設計移行・最適化で採用拡大中
SMA (System Machine AI)NVIDIA・Qualcomm・Samsungで検証5-10倍効率化

🧪 System Design & Analysis (SD&A)

  • Allegro X:Infineonが今後のPCB設計標準として採用。
  • Clarity, Celsius, Sigrity:3大メモリ企業が競合から移行。
  • Beta CAE:中国大手Tier1自動車企業を含む複数競合代替獲得。
  • Hexagon T&E/MSC買収
    • 構造解析+マルチボディダイナミクス技術を獲得。
    • **物理AI時代のロボット・自動運転向けAI訓練の「仮想世界データ生成基盤」**として位置づけ。

🔧 ハードウェア(Palladium/Protium)

  • Q3は過去最高売上
  • OpenAIがPalladiumを拡張導入。
  • AI・HPC顧客(NVIDIA・Samsung・Qualcomm)が続々導入。
  • 1兆トランジスタ設計を2025年代後半に想定 → 現行システムで対応可能。

🗣️ 質疑応答ハイライト

🧩 IP事業の成長要因と持続性(BofA)

Q: 他社IPは不透明感が強いが、Cadenceは好調。この成長は持続可能か?

A(CEO):

  • 当社のIPはAI/HPC特化で、先端ノード・チップレット設計が主軸
  • HBM4などの高性能設計IPに需要集中。
  • TSMCだけでなくSamsung/Intel/Rapidusとも連携し、新たな製造機会を確保。
  • 来年もCadence平均以上の成長を見込む。

🔄 大型顧客の契約更新とバックログ増(KeyBanc)

Q: Q3の契約更新による好影響は?Q4も続く?

A:

  • AIインフラの急加速が主因。全地理・全カテゴリで好調。
  • Q3は「AIが全方位で進行している」ことを反映。
  • Q4にも堅調な契約更新を見込む。

🧠 Agentic-AIの戦略と事業化(Stifel)

Q: Agentic-AIを導入する顧客との共同開発とは?汎用化・事業化は?

A:

  • RTL開発や検証計画生成など非自動化部分の自動化に焦点。
  • 「JEDIプラットフォーム」により、共通モデルとカスタマイズを両立。
  • クラウド/オンプレミス対応で大規模顧客ニーズに対応。
  • 今後複数製品で展開予定。

🧮 中国需要の持続性とリスク(Deutsche Bank, Wolfe)

Q: Q3はQ2の反動か?今後の成長と規制リスクは?

A(CEO):

  • 「Q3は正常化であって、先食いではない」と明言。
  • 設計活動は活発。Pull-inや異常行動の兆候なし。
  • 将来の規制変化は予測困難だが、「現在の状況が維持されれば成長は持続」。

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