ゼネラルモーターズ(ティッカー:$GM)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.92 | $1.84 | 〇 |
売上高 | $47.7B (YoY +11.0%) | $43.57B | 〇 |
ガイダンス 通年EPS | $11.5 ($11.0~$12.0) | $10.76B | 〇 |
業績ハイライト
2024年の主要業績
- 売上高は前年比9%増加
- 記録的なEBIT-adjusted、調整後自動車フリーキャッシュフロー、調整後EPSを達成
- 北米での小売り、フリート、総販売台数で1位を獲得
- マーケットシェアを拡大し、16.5%から17.5%に増加
- EVの北米生産・卸売台数は189,000台、市場シェアは倍増
EV事業の進展
- 第4四半期にEVの変動利益がプラスに転換
- Equinox EVの変動利益は発売以来$1,000改善
- Escalade IQの販売台数が1,500台を突破
- EVディーラー在庫を100日から70日に削減
財務関連
- 2025年の設備投資予想は100億-110億ドル(バッテリーJV投資含む)
- 2024年第4四半期の総収益は前年比11%増の480億ドル
- 第4四半期のEBIT-adjustedは25億ドル、EBIT-adjusted利益率は5.3%
- 調整後自動車フリーキャッシュフローは18億ドル(前年比5億ドル増)
中国事業
- 第4四半期の中国事業は構造改革費用を除くと1,700万ドルの黒字
- SGMの在庫を2023年末比60%以上削減
- 第4四半期の販売は第3四半期比40%増
- 2025年の黒字化を目指す
質疑応答ハイライト
2025年の見通しについて
- SAARは2024年と同程度を想定
- EVホールセールは約300,000台を計画
- 北米価格は前年比1-1.5%下落を想定
- EVの収益性改善は20-40億ドルの下限を見込む
政策変更への対応
- 新政権の政策変更影響は2025年ガイダンスに未反映
- メキシコ/カナダからの生産シフトに柔軟に対応可能
- EVとICE両方での生産能力の柔軟性を維持
- 政策変更に備え、複数のシナリオを検討中
Super Cruiseについて
- 現在約360,000台に搭載、2025年に倍増見込み
- ユーザーの約60%が定期的に使用
- 3年間の無料期間終了後の契約継続率は約20%
- 5年以内に年間収益20億ドルを目指す
中国事業の展望
- 包括的な製品投入計画を実施予定
- 各製品プログラムに最低1つのNEVオプションを用意
- Wulingとの合弁事業は効率的な低コスト生産を実現
- 国際市場向けにWulingからの調達も実施
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