デュオリンゴ(ティッカー:$DUOL)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.51 | $0.32 | 〇 |
売上高 | $178.33M (YoY +40.6%) | $177.1M | 〇 |
ガイダンス 2024Q3売上高 | $196M ($194.5M~$197.5M) | $188.1M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $824M ($820.5M~$827.5M) | $733.5M | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- 第2四半期の収益は前年同期比41%増加
- デイリーアクティブユーザー(DAU)は前年同期比59%増加
- 調整後EBITDAマージンは過去最高の27%を記録
- 5四半期連続で純利益がプラスに
主要指標
- 月間アクティブユーザー(MAU)が1億人を突破
- 有料サブスクライバーが800万人に到達
- DAU/MAU比率が過去最高の33%に
事業展開
- ファミリープランが順調に成長し、サブスクライバーの約20%を占める
- 最高価格帯のDuolingo Maxを5コース27カ国で展開、年末までに主要国でリリース予定
- 20の英語コースに加え、中上級者向けの独立した英語コースを提供開始
質疑応答ハイライト
新規ユーザー獲得と復帰ユーザーについて
- 新規ユーザーと30日以上離れていた復帰ユーザーの両方で順調に成長
- 成熟市場では新規ユーザーよりも復帰ユーザーの割合が高い
- 無料トライアルのコンバージョン率は新規・復帰ユーザーで同程度だが、開始率に差がある
- 復帰ユーザーへの最適化に注力し始めている
ファミリープランの展開状況
- 現在、有料サブスクライバーの約20%がファミリープランを利用
- 家族間のエンゲージメント向上機能を追加
- 個人プランユーザーへのファミリープラン認知向上施策を実施
- 年末までにファミリープラン利用率のさらなる上昇を期待
Duolingo Maxの展開と今後の見通し
- 現在、DAUの約15%に提供中
- 年末までに大多数のユーザーが利用可能になる見込み
- 新機能としてAIを活用した会話練習を追加予定
- 2025年にMaxの影響がより顕著に表れると予想
AIの活用と今後の展開
- コンテンツ作成の大幅な効率化と新機能の実現
- 会話練習機能では、AIキャラクターと自然な対話が可能に
- 数学概念の説明にAIを活用し、図解付きの効果的な学習を目指す
- 多モーダルモデルの活用により、音声対話などの新機能を検討中
国際展開戦略
- アジア諸国など、まだ浸透度の低い市場に大きな成長機会
- 日本での成功事例をもとに、他の国際市場への展開を計画
- 各国向けのマーケティングマネージャーの採用とSNSアカウントの立ち上げが効果的
- 新規市場での立ち上げに約1年かかるが、その後順調に成長
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