ドアダッシュ(ティッカー:$DASH)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | -$0.06 | -$0.05 | × |
売上高 | $2.51B (YoY +23%) | $2.45B | 〇 |
ガイダンス 2024Q2GOV | $19.2B ($19.0B~$19.4B) | – | – |
業績ハイライト
業績ハイライト
- 全事業で二桁成長を達成し、シェアを獲得
- レストラン事業の成長が過去6四半期にわたって安定
- 新規事業とインターナショナル事業で単位経済性が改善
- 広告事業が成長
投資戦略
- 製品改善への投資を最優先
- リテンション、注文頻度、単位経済性の改善を重視
- 将来の強い成長を目指し、大規模セグメントで投資機会を追求
- エンジニアを採用し、製品改善を加速
通期見通し
- 下期のEBITDAは上期より高くなる見込み
- ボリュームの増加と単位経済性の改善を予想
- 過去と同様のパターンを踏襲し、業績に自信
- 販管費率は長期的に改善の見込み
質疑応答ハイライト
物流モデルと大手との競争について
- 顧客は品揃え、コスト、配送品質で判断する
- 買い足しニーズに対応し、増分需要を創出
- Dasherネットワークの規模により、コスト優位性あり
- サードパーティは高コストだが、スピードと品揃えに強み
- 選択肢拡大、コスト削減、品質向上に注力
広告事業の進捗について
- レストラン向けに大きく成長し、広く採用されている
- 高いROASと消費者エンゲージメントを実現
- 日用消費財(CPG)広告主にもリーチを拡大中
- 大手CPG広告主と協業し、製品を拡充
規制の影響について
- シアトルとニューヨークの規制は意図と逆の影響
- コスト増→価格上昇→需要減少の悪循環に
- 多くの自治体は建設的だが、一部は敵対的
- 規制当局と協力し、データに基づいて対話
国際事業の収益化見通しについて
- 29カ国に展開し、最小効率規模の追求が鍵
- 各国で地理的カバレッジと品揃えを拡大中
- 製品ポートフォリオを各国で均等に展開予定
- Woltとの提携で、高頻度ユーザー獲得を加速
- 複数国でレストラン事業の貢献利益がプラスに
投資配分の優先順位について
- 常に顧客の課題解決を最優先に
- 事業領域拡大により適用対象が大幅に拡張
- 新製品の開発が最も資本効率が高い
- M&Aや自社株買いは異なる判断基準を適用
プラットフォームサービスの成長加速要因について
- フルフィルメントをより多くの国・業界に展開
- 小売業者のデジタルシフトを支援する新製品を開発
- オンライン注文から顧客サポートまでの一気通貫機能を提供
- 小売業者のデジタルシフトの流れは不可逆
マクロ環境の需要への影響について
- デジタルおよびデリバリー分野では需要減の兆候なし
- レストラン事業の成長率は6四半期にわたり安定的
- 新規ユーザーコホートの注文頻度は過去最高水準
- DashPassの加入者数も底堅く推移
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