Autodesk(ティッカー:$ADSK)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $2.09 | $1.95 | 〇 |
売上高 | $1.47B (YoY +11.4%) | $1.43B | 〇 |
ガイダンス 2025Q1EPS | $1.755 ($1.73~$1.78) | $1.78 | × |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $1.3925B ($1.385B~$1.400B) | $1.39B | 〇 |
ガイダンス 2025通年EPS | $8.00 ($7.89~$8.11) | $8.11 | × |
ガイダンス 2025通年売上高 | $6.04B ($5.99B~$6.09B) | $5.98B | 〇 |
カンファレンスコール
要約を記載します。
ポジティブな側面
- 売上成長: 第4四半期における定数通貨ベースでの売上成長率は40%に達し、年間を通して強力な成長を遂げた。特に、AECセグメントの成長が18%、製造業セグメントが16%と顕著だった。
- サブスクリプションモデルの強み: サブスクリプションモデルと製品・顧客の多様性によるレジリエンスが強調された。更新率は高く、新規ビジネスの成長と主要指標は安定していた。
- 新トランザクションモデル: 市場へのアプローチを現代化する最終段階に入り、顧客やエコシステムとのより強固で直接的な関係を構築している。
ネガティブな側面
- マクロ経済と地政学的課題: 継続するマクロ経済政策と地政学的な逆風にもかかわらず、楽観的な見方と成長を遂げている。
- 売上請求額の減少: 第4四半期の売上請求額は19%減少。これは、マルチイヤーコントラクトの前払いから年間請求への移行によるもの。
まとめ
- Autodeskは、サブスクリプションモデルと多様な製品ポートフォリオを通じて、業界の不確実性に強いレジリエンスを示している。新しいトランザクションモデルの導入により、顧客との関係をさらに深め、将来の成長への基盤を固めている。また、AIやクラウドサービスへの投資を続け、製品のイノベーションと顧客体験の向上に努めている。2025年度のガイダンスは、継続するマクロ経済の挑戦にも関わらず、堅調な成長を予測している。
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