Coinbase(ティッカー:$COIN)の2023年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.04 (YoY +142.3%) | $-0.01 | 〇 |
売上高 | $953.79M (YoY +51.6%) | $822.36M | 〇 |
カンファレンスコール
要約を記載します。
ポジティブな側面
- Coinbaseは、2023年に45%のコスト削減を達成し、スリムなチームで製品の提供速度を高めました。これにより、2023年の正味収益は9500万ドル、調整後EBITDAは9億6400万ドル、総収入は31億ドルを記録しました。
- Coinbaseは、合法的な方法でビルディングを行うことに焦点を当てた長期的なアプローチにより、信頼できる暗号通貨業界のリーダーとしての地位を確立しました。
- 世界中で新しいライセンスや登録を受け、Bermuda、Brazil、Canada、France、Singapore、Spainでの運用を開始しました。
- Coinbase Primeを通じて、機関投資家向けの取引製品を大幅に改善しました。また、Bitcoin ETFの承認において重要な役割を果たしました。
- Baseという自社のLayer 2ソリューションを立ち上げ、トランザクションのコストを下げ、確認時間を短縮しました。
ネガティブな側面
- 暗号通貨取引の大半がデリバティブ取引に移行したことにより、Coinbaseはコンプライアンスを遵守する方法でデリバティブ取引を開始するまでに時間がかかりました。
- 米国においては、規制の明確さを求める中で、SECとの訴訟を通じて明確性を得ようとしています。このプロセスは時間がかかり、結果が出るまで不確実性が残ります。
まとめ
Coinbaseは、2023年において顕著な成長と効率化を達成しました。コスト削減、製品の迅速な提供、そして業界内での信頼性の高い地位の確立に成功しました。機関投資家向けの製品の改善、新しい市場への進出、そして技術的な革新を通じて、暗号通貨が新しい資産クラス、新しい金融サービス、そして新しいアプリケーションプラットフォームとしての地位を確立するための基盤を強化しました。しかしながら、規制に関する明確さの欠如は依然として挑戦であり、この問題に対処するための取り組みは続いています。
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