Jfrog(ティッカー:$FROG)の2023年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.19 | $0.12 | 〇 |
売上高 | $97M (YoY +27%) | $93M | 〇 |
ガイダンス 2024Q1EPS | $0.14 ($0.13~$0.15) | $0.11 | 〇 |
ガイダンス 2024Q1売上高 | $98.5M ($98.0M~$99.0M) | $97.3M | 〇 |
ガイダンス 2024通年EPS | $0.59 ($0.58~$0.6) | $0.52 | 〇 |
ガイダンス 2024通年売上高 | $426M ($424M~$428M) | $422M | 〇 |
カンファレンスコール
要約を記載します。
ポジティブな側面
- JFrogは、2023会計年度を強力な結果で締めくくり、四半期及び年間の結果がガイダンスを上回りました。
- 同社は、DevOps、セキュリティ、MLOpsを統合したプラットフォームを通じて市場の需要に応え、ソフトウェア供給チェーン全体にわたって一貫した収益成長と収益性を達成しました。
- 2023年の総収益は前年比25%増の3億4990万ドル、第4四半期の収益は前年比27%増の9730万ドルでした。
- クラウド収益は第4四半期に3600万ドルに達し、前年比59%の成長を見せました。
- ARR(年間繰り返し収益)が10万ドルを超える顧客数は、前年比20%増の886社に増加しました。また、ARRが100万ドルを超える顧客数は、前年比95%増の37社に増加しました。
ネガティブな側面
- マクロ経済や地政学的な逆風に直面する中で、一部のクラウドイニシアティブの遅延がありました。
- 自己管理型(オンプレミス)の収益成長は、クラウドソリューションへの新規顧客の増加により、2024年を通じて遅れる傾向が続くと予想されます。
- 総収益におけるクラウド収益の割合が増加するにつれて、長期的には総利益率が低下する可能性があります。
まとめ
JFrogは、2023会計年度において、DevOps、セキュリティ、MLOpsを統合した統一プラットフォームを通じて市場の需要に応えることで、収益成長と収益性を実現しました。クラウド収益は特に顕著な成長を示し、大手顧客からの採用例もこの成功を物語っています。ただし、クラウドイニシアティブの遅延や、自己管理型収益の成長の遅れなどの課題も存在します。2024年に向けて、JFrogはクラウドビジネスの持続的な強化と、DevSecOpsソリューションの統合による企業のデジタル変革を支援することを目指しています。
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