決算:ANF 2025Q3

決算

アバクロンビー&フィッチ(ティッカー:$ANF)の2025年度第3四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for ANF

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$2.36$2.15
売上高$1.29B
(YoY +6.6%)
$1.28B
ガイダンス
2025Q4売上高
$3.55B
($3.4B~$3.7B)
$3.57B×
ガイダンス
通年EPS
$10.35
($10.20~$10.50)
$9.68

業績ハイライト

売上・利益・成長率

項目第3四半期 FY2025実績前年同期比備考
売上高$1.3B(13億ドル)+7%記録的売上高
既存店売上(コンプ)+3%為替影響 +50bps含む
営業利益$155M▼$20M昨年比:$175M
営業利益率(非GAAP)12.0%▼280bps関税影響:-210bps
EBITDA(非GAAP)$194M▼$25M昨年:$219M
EBITDAマージン15.0%
希釈後EPS$2.36▼$0.14昨年:$2.50
為替影響+50bps(売上に対して)主にEMEAにおいて有利
在庫+5%(原価ベース)関税影響が+3%、ユニット数+1%
キャッシュ & 有価証券$606M + $25M流動性合計 $1.06B

地域別売上動向

地域売上高YoYコンプYoYコメント
アメリカ大陸+7%+4%全チャネルでトラフィックが増加
EMEA+7%+2%英国が好調(現地マーケティング、パートナー効果)
ドイツなど他地域は軟調
APAC▼6%▼12%規模小さく、認知度と店舗網構築が今後の鍵

ブランド別売上動向

ブランド名売上高YoYコンプYoYコメント
Abercrombie▼2%▼7%sequential改善。AUR改善、女性向け商品が主導
Hollister+16%+15%男女バランスよく成長。トラフィック増加、低プロモーションでAUR向上

ガイダンス(2025年度通期 & Q4)

通期FY2025(更新済み)

指標数値備考
売上成長率+6~7%FY2024:$4.95B
営業利益率(GAAP)13%~13.5%訴訟関連収益:+70bps、関税影響:-170bps
税率約30%
EPS(希釈後)$10.20~$10.50訴訟収益によるEPS押上:$0.59
設備投資$225M
株式買戻し予定約$450M年初来$350M実施済み(9%の発行済株式)
店舗展開新規60店、改装40店(計100件)約20店の閉店見込み

第4四半期FY2025

指標数値備考
売上成長率+4~6%昨年Q4基準:$1.6B
営業利益率約14%関税影響:-360bps、輸送コスト改善:+150bps
EPS(希釈後)$3.40~$3.70株式買戻し$100Mを想定
税率約30%

株主還元状況

  • 第3四半期に$100Mの自社株買いを実施(年初来合計$350M、発行済株式の約9%)
  • 通期で$450Mの買戻しを予定(市場状況・業績により変動)

質疑応答ハイライト

Abercrombieブランドの状況と回復時期

Q(Dana Telsey):Abercrombieのカテゴリー別、チャネル別の状況、また地域別のトレンドは?

A(Fran Horowitz)

  • 女性が成長をけん引、デニム・フリース・セーターなど季節性アイテムが好調
  • デジタル・店舗の両チャネルでトラフィック増加
  • 店舗数も年末までに36店舗へ増加見込み
  • 地域別では英国が好調、ドイツなどは依然課題

Hollisterの成長持続性

Q(Corey Tarlowe):Hollisterの好調をどう2026年以降につなげるのか?

A(Fran Horowitz)

  • 男女両方、複数カテゴリーでバランス良く成長
  • AUR改善、トラフィック増加、在庫はタイトに維持しリード&リアクトモデルを徹底
  • Taco Bellや大学スポーツとのコラボによる話題喚起

トラフィック vs チケット単価(AUR)

A(Robert Ball)

  • チケット価格はホリデーまでは据え置き、新年以降春物から引き上げ開始
  • トラフィックは全チャネル・両ブランドで増加傾向
  • AURは前半からの改善継続中

グローバル展開と国別パフォーマンス

A(Robert Ball)

  • EMEA:英国での投資が成果を出しており、ドイツなどはこれから
  • APAC:市場規模は大きいが、当社のプレゼンスはまだ限定的、長期成長機会と捉えている

コラボレーションの狙いと効果

Q(Marni Shapiro):NFLやNCAAなどのコラボの効果とグローバル展開の可能性は?

A(Fran Horowitz)

  • ブランド認知と新規顧客獲得が目的
  • 消費者の「ライフモーメント」に沿った企画を優先
  • Taco BellやNFLとのコラボでトラフィック増加、新規顧客流入に寄与

Q4および来年に向けた見通し

Q(Matthew Boss):11月以降のトレンドと在庫の構成について

A(Robert Ball)

  • 売上動向は良好な滑り出し(ただし大半の売上はQ4後半に集中)
  • 在庫は前年比+5%、ユニット+1%、関税影響が+3%
  • Hollisterがより多くの在庫を抱え、Abercrombieは抑制気味

A&Fブランドの回復時期

Q(Katie Delahunt):Abercrombieの売上成長はいつ回復するのか?

A(Robert Ball)

  • Q3は目標通りsequential改善を実現
  • Q4は昨年の記録的売上に対し「フラット」を目指す
  • 来年に向けて良好なポジショニング

AURの内訳とプロモーション方針

Q(Mauricio Serna Vega):Q3のAbercrombieの売上内訳(AUR vs ユニット)とプロモーション方針は?

A(Robert Ball)

  • コンプは-7%、AURは前年より低いが改善傾向
  • トラフィックはプラス、コンバージョンも改善傾向
  • プロモは引き続き抑制、Q4はAUR横ばいを想定

Tariff(関税)の影響と価格対策

Q(複数アナリスト)

  • Q4の関税影響:$60M(360bps)
  • 2026年以降の対策は?

A(Robert Ball)

  • 春以降の商品で価格調整を開始
  • ベンダー交渉、調達先変更により2026年以降に緩和効果が見込まれる
  • 現状でも13~13.5%の営業利益率を維持しており健全

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