アムジェン(ティッカー:$AMGN)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $3.96 | $3.91 | 〇 |
売上高 | $7.45B (YoY +22.1%) | $7.45B | 〇 |
ガイダンス 通年EPS | $19.6 ($19.0~$20.2) | $19.53 | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $33.15B ($32.5B~$33.8B) | $32.95B | 〇 |
業績ハイライト
業績ハイライト
- 第1四半期の売上高は前年同期比22%増の74億ドル
- 既存製品の需要拡大とHorizon社買収製品が業績を牽引
- Horizon社買収を除いた既存事業の売上高は前年同期比6%増
- 非GAAPベースの営業利益率は43%
主力製品の状況
- Repathaの売上高は前年同期比33%増の5億1,700万ドルで過去最高
- EVENITYの売上高は前年同期比35%増の3億4,200万ドルで過去最高
- BLINCYTOの売上高は前年同期比26%増
- TEZSPIREの売上高は前年同期比80%増
rare disease事業の状況
- 第1四半期の売上高は9億1,400万ドルに
- 主力製品であるTEPEZZA、KRYSTEXXA、UPLIZNA、Tavneosの成長に期待
パイプラインの進捗
- 小細胞肺がん治療薬のtarlatimabを6月に承認申請予定
- 2024年中に5つのPhase 3試験のデータ読み取りを予定
- PD-1阻害薬のバイオシミラー開発を開始
- 抗肥満薬AMG133(MariTide)のPhase 2試験中間解析で良好な結果
質疑応答ハイライト
MariTideについて
- Phase 2試験の中間解析結果から、差別化されたプロファイルを確認
- 肥満、肥満関連疾患、糖尿病に対して幅広いPhase 3プログラムを計画中
- 投与間隔は月1回以下の頻度で、使いやすい自己注射デバイスを想定
- 製造能力拡大に向けた活動を開始済み
- 競合品と比較して差別化できる要素として、有効性、安全性、利便性を想定
- 大規模な製造供給体制の構築に自信
Tarlatimabについて
- 6月12日のPDUFA日に向けて順調に進捗
- 小細胞肺がんにおいて初の選択的治療薬となる可能性
- 転移性小細胞肺がんの2次治療、3次治療で高い有効性
- 1次治療を含む複数のPhase 3試験を開始済み
- 発売準備を整え、迅速な上市を目指す
Rocatinlimabについて
- 中等症から重症のアトピー性皮膚炎を対象に8つのPhase 3試験を実施中
- 3つの試験で患者登録が完了
- 第2四半期にモノセラピーのPhase 3試験結果を予定
- デュピクセント、リンヴォックとの差別化を図る
- 喘息、結節性痒疹への適応拡大を計画
TEZSPIREについて
- 中等症から重症のCOPDを対象としたPhase 2試験で有望な結果
- 血中好酸球数が高い患者でより高い有効性を示唆
- COPDの大規模なPhase 3試験を計画中
- 好酸球性食道炎、慢性副鼻腔炎の適応拡大を目指すPhase 3試験を実施中
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