アファーム(ティッカー:$AFRM)の2026年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.23 | $0.11 | 〇 |
| 売上高 | $933.34M (YoY +33.6%) | $883.36M | 〇 |
| ガイダンス 2026Q2売上高 | $1.045B ($1.03B~$1.06B) | $1.05B | × |
業績ハイライト
売上・取引総額(GMV)・利益
| 項目 | 数値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| GMV(取引総額) | 約132億ドル(Q2ガイダンス) | +40% YoY |
| Revenue Less Transaction Costs(RLTC) | 4.2%(Q1実績)通期ガイダンスでは4%を上限目標として維持 | +48bps YoY |
| 営業利益率ガイダンス(FY26) | 7.5%以上(前回:6%以上) | ガイダンス上方修正 |
- 0%APRローン(特に月額分割型)の成長が加速、商品ミックスに影響。
- 美容・ファッションの成長率は+30%、平均注文額(AOV)は前年並み($260-$270)ながら、カテゴリの変化により若干低下傾向。
プロダクト別進捗
| プロダクト | 特記事項 |
| Affirm Card(デビット+クレジットカード型) | 四半期で+50万ユーザー増加アクティブカード会員数 約1/3目標到達年7,500ドルの決済捕捉を目標とし、既に1/3~1/2を達成 |
| 0%プロモーションローン | 独自キャンペーン”0% Days”実施。大成功との評価(数値詳細は次回に開示予定) |
| PSP(Payment Service Provider)パートナー戦略 | Worldpayとの提携を新たに発表Shopify等との関係を活用し、SMB層への拡大を強化 |
| 海外展開 | Shopifyと連携し英国市場で拡大中 |
資金調達・ABS市場での状況
- ABS市場での調達に成功し、資金調達コストに優位性あり。
- フォワードフロー(Forward Flow)取引においても大手金融機関との連携を拡大。
- 市場全体が不安定な中でも「品質への逃避(Flight to Quality)」で投資家の関心が高い。
アマゾンとの契約延長
- 米Amazonとの提携を2031年1月まで5年延長。
- 1年以上かけて交渉を継続。今回の契約延長により、長期的な安定供給が可能に。
質疑応答ハイライト
資金調達市場での優位性(質問者:Dan Dolev)
Q:トリカラー問題などが影響する中、資金調達市場でなぜAffirmはうまくいっているのか?
A(Michael Linford):
- 資産のパフォーマンスが市場から高評価。
- ABS市場でも引き続き強い需要。
- ブルーチップの投資家との連携、社内チームの能力の高さが差別化要因。
PSP戦略の全体像(質問者:Christopher Svensson)
Q:Worldpayとの提携を受けて、PSP戦略の全体像を教えてほしい。
A(Max Levchin & Michael Linford):
- PSP経由での統合は、迅速な導入に有効。
- 多様なチャネルからAffirmへのアクセスを確保。
- プラットフォーム経由での導入であっても、商品設計にはAffirmが深く関与。
RLTCが4.2%で推移した背景と通期見通し(質問者:Kathy Chen)
Q:RLTCが高水準で推移しているが、通期で4%上限の理由は?
A(Robert O’Hare):
- 基本方針としては「RLTC 4%が上限」
- 四半期ベースでは上振れもあるが、長期的には3~4%の範囲が適正と考えている。
- キャピタルマーケットや商品ミックス等で変動あり。
消費者の健全性と与信の巧妙さ(質問者:Dan Perlin)
Q:消費者の支出状況は良好だが、これはAffirmの与信の巧妙さによるもの?
A(Max Levchin):
- 与信は自然選択ではなく、数学的かつ精緻に設計。
- 政府職員のデータ分析からも、微細な需要減を検知できた。
- 全体として消費者の健全性に変化は見られない。
Affirmカードとキャッシュフロー与信(質問者:Moshe Orenbuch)
Q:カード会員が急増しているが、キャッシュフロー与信は承認率や成長にどのような影響がある?
A(Max Levchin):
- 特に若年層・信用履歴が浅い層へのスコア補完手段として有効。
- まだ初期段階であり、今後の成長ドライバーとなる見込み。
- 現状は保守的にマーケティングしており、将来的に全ユーザーに提供予定。
Amazonとの契約更新内容(質問者:Robert Wildhack)
Q:Amazonとの契約内容に新たな要素はあるか?
A(Michael Linford):
- 5年間の長期的な契約延長。
- 両社ともに顧客への価値提供に満足。
- 詳細は非開示だが、1年間にわたり交渉を続けてきた結果。
Affirmカードのトップオブウォレット化(質問者:Joel Riechers)
Q:Affirmカードは既存のクレカからのシェア獲得を進めているのか?
A(Max Levchin):
- 各コホートの支出金額は増加傾向。
- クレカの支出を奪っている可能性は高い。
- 現時点で$7,500/年の支出捕捉目標に対して1/3~1/2を達成。
サービス型業種(例:自動車修理)への進出に伴う与信影響(質問者:Reginald Smith)
Q:サービス業種に進出する際、与信方法は変わるのか?
A(Max Levchin):
- 業種ごとに異なるモデルが必要。
- データ・プロセスを駆使して短期間で新たなモデルを構築可能。
- サービス型への展開は、インフラの成熟度の証。

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