チポトレ(ティッカー:$CMG)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $13.37 | $11.67 | 〇 |
売上高 | $2.7B (YoY +13.9%) | $2.67B | 〇 |
業績ハイライト
売上高と利益
- 第1四半期の売上高は前年比14.1%増の27億ドル、コンプス(既存店売上高)は7%増、トランザクション数は5%超増加
- レストランレベルのマージンは27.5%で前年比190ベーシスポイント改善
- 調整後の希薄化EPSは$13.37で前年比27%増
通期見通し
- 4月に入ってからも力強い業績が継続しており、通年のコンプガイダンスを引き上げ
質疑応答ハイライト
スループット(1時間当たりの提供食数)改善の要因と進捗について
- 1月の悪天候以降、スループットは月を追うごとに改善。第1四半期は前年比で15分間に約2食分改善
- 4つの柱(エクスポ、ラインバッカー、ミーズアンプレイス、適材適所)の実行が進み、ピーク時のオペレーションが改善
- 過去最高のスループットを記録した2014年レベルに近づきつつあるが、まだ大きな改善の余地あり
- スループット改善はトランザクション増加の重要な要因であり、今後数年にわたり改善余地が大きい
トラフィック増加の内訳と要因について
- 既存顧客の来店頻度が増えている一方、新規顧客も獲得できている
- 所得層、昼食・夕食・間食の時間帯を問わず、トラフィックが幅広く増加
- 店舗オペレーションやマーケティングが奏功し、ベースビジネスが成長
- 提供スピードの改善、高品質な食事を手頃な価格で提供するバリュー性が評価されている
カナダ市場の成長可能性とヨーロッパ事業への示唆について
- カナダ事業はここ数年で大きく好転し、米国と同等の店舗経済性を実現。近く100店舗に到達見込み
- 5年前のカナダ事業の状況は、現在のヨーロッパ事業と類似。カナダで得た知見を活用し、ヨーロッパ事業の立て直しを加速する
- ヨーロッパ事業には米国のトップ店舗責任者を派遣し、現地オペレーションとリーダーシップを強化中
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