2025年9月1日から9月5日の米国株式市場のまとめです
今週の市場総括
市場は週序盤に記録的高値を更新するも、金曜日の弱い雇用統計により利下げ期待が強まりつつも不透明感が広がりました。結果、S&P 500とナスダックは小幅上昇、ダウ平均はやや下落という混迷した動きでした。
主要指数の週間パフォーマンス
| 指数 | 前週末 → 今週末(終値) | 週間騰落率 |
|---|---|---|
| S&P 500 | 約 6,460 → 6,481.50 | +0.3 % |
| ダウ平均 | 約 45,545 → 45,400.86 | −0.3 % |
| ナスダック | わずかに下落 → 21,700.39 | +1.1 % |
背景解説
- S&P 500とナスダックは週前半の上昇を引き継ぎ、健闘しましたが、金曜日の雇用統計が重しとなり終値は反落しました。
- ダウは小型・ハイテクセクターに強さが見られた一方、景気敏感業種での売りが響き、週間を通じて下落しました。
今週の主要経済イベントと市場反応
- 8月の雇用統計発表(9月5日)
- 非農業部門雇用者数:+22,000人(予想約75,000人を大幅下回る)
- 失業率:4.3%(2021年以来の高水準)
- この結果を受けて、債券が買われ金利は低下、利下げ期待が急速に高まりました。
- Fedの利下げ期待高まる
- 市場では9月会合での利下げ(最大50bp)、年内さらに複数回の利下げ観測が急浮上。
- 企業個別材料の影響
- Broadcom:AI関連需要を背景に第3四半期業績が好調、株価は前週比で約+9〜14%上昇。
- Lululemon:売上未達・通期見通し下方修正により、株価は−18.6%大幅下落。
- Tesla:CEOマスク向け報酬計画(最大1兆ドル規模)の発表で株価+3.6〜4%上昇。
セクター・テーマ別動向
- 半導体・AI関連:Broadcomが急騰、AI関連への関心が再強化されました。一方、Nvidiaは調整の動きで軟調。
- 住宅関連・小型株:金利低下期待を受け、住宅・小型株ETFが堅調な動き。
来週の注目ポイント
- 9月17日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での政策決定
- 市場は利下げ実施をほぼ確実視していますが、その規模とフェデラルファンド金利の今後の見通しに注目。
- 9月中旬以降のインフレ指標発表(特にCPIやPPI)
- 雇用に加え、物価指標が低下傾向を示せば、利下げ圧力がさらに強まる可能性があります。
- 企業決算ラッシュの継続
- Broadcomのような好決算銘柄の波及効果や、Lululemonのような失望決算によるマーケットへの影響に注目です。

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