ユニティー(ティッカー：$U)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | -$0.30 | -$0.37 | 〇 |
| 売上高 | $457M (YoY -25%) | $433M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q1売上高 | $410M ($405M～$415M) | $440M | × |
🌟 業績ハイライト
サマリー
| 項目 | 2024年第4四半期 | 前年同期比 | ガイダンスとの差異 |
|---|---|---|---|
| 売上高 (戦略的ポートフォリオのみ) | $442M | +4% | ガイダンスを$15M上回り |
| Create Solutions売上 | $139M | +9% | 前期比+6% |
| Grow Solutions売上 | $303M | +2% | 前期比+2% |
| 非戦略的ポートフォリオ売上 | $15M | -92% | – |
| 非戦略的ポートフォリオ年間予想 (2025年) | $30M | – | – |
収益性
| 項目 | 2024年第4四半期 | 前年同期比 |
| 調整後EBITDA | $106M | ガイダンス比+26% |
| EBITDAマージン | 23% | – |
| 2024年通年EBITDA | $390M | EBITDAマージン21% |
| 調整後粗利益率 | 83% | 前年比+1% |
| フリーキャッシュフロー | $106M | 前年同期比+74% |
| 2024年通年フリーキャッシュフロー | $286M | 前年比+60% |
| 現金残高 | $1.5B | – |
| 負債 | $2.2B | – |
ガイダンス
| 項目 | 2025年第1四半期ガイダンス |
| 売上高 | $405M – $415M |
| 調整後EBITDA | $60M – $65M |
| 広告モデル変更による売上影響 | – |
| 人件費増加 | – |
| Unity Vectorのクラウドコスト増加 | – |
機能アップデート & 主要イベント
- Unity Vector導入: AIを活用した広告プラットフォーム。Q1末から移行開始、Q2末までに第1段階完了予定。
- Unity 6採用拡大: ユーザーの38%が移行済み、2.8M回のダウンロードを記録。
- 業界別成長: 自動車 (Toyota)、防衛 (Raytheon) との大型契約締結。
- 産業部門売上: 50%増加で最速の成長領域。
- 広告事業: 季節需要とROI改善で前年比2%増。
🔍 質疑応答ハイライト
市場と回答
- Unity Vector
- 質問: 第2四半期までの移行はどのように進行しますか？
- 回答: iOS→Androidの順で移行。第1フェーズはコンバージョン率改善に注力。
- Create部門の成長
- 質問: 15%の成長要因は？
- 回答: PlusからProへの移行、業界別の成長、Unity 6の普及速度が主要因。
- 広告分野の競争力
- 質問: 他社競合に対してVector3はどのように優位性を確保？
- 回答: 自己学習型AIモデルにより、ターゲティング精度とROIを向上。
📊 総括
- ポジティブな要素: Create事業はUnity 6の浸透により順調な成長、産業部門も50%成長と好調。Unity Vectorも計画より前倒しで進行中。
- リスク要素: 広告移行期の売上減少リスク、成長速度に慎重な姿勢。第1四半期ガイダンスは保守的に設定。
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