アッヴィ(ティッカー:$ABBV)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $2.31 | $2.26 | 〇 |
売上高 | $12.31B (YoY +0.7%) | $11.94B | 〇 |
ガイダンス 通年EPS | $11.23 ($11.13~$11.33) | $11.12 | 〇 |
業績ハイライト
第1四半期業績
- 調整後EPS $2.31、ガイダンス中央値を$0.11上回る
- 総売上高 $12.3B、ガイダンスを約$400M上回る
- HUMIRAを除く成長プラットフォーム製品が15%以上の力強い売上成長
主な進捗
- ImmunoGen買収完了、がん領域のパイプライン強化
- Cerevel買収は年半ばに完了見込み
- SKYRIZIのクローン病第一選択薬としてのシェア拡大、潰瘍性大腸炎承認取得へ
通年ガイダンス
- 調整後EPS予想を$0.16引き上げ、$11.13-11.33レンジに
- 力強いポートフォリオ成長の勢いを反映
質疑応答ハイライト
HUMIRA 2024年頒布状況
- CVS処方シェア低下は予想通り。処方の20%以上が他の薬にシフト。
- 2024年は大部分の患者で他社バイオシミラーと同等アクセス。一部新規患者のみバイオシミラー処方の可能性。
- 価格圧力が大部分、数量減は限定的との予想は変わらず。
2025年以降の業績見通し
- 医療保険改革のマイナス影響で2025年の成長率は鈍化も、SKYRIZI・RINVOQの$4B/年成長、美容分野・神経系疾患の回復、新薬貢献で力強い成長持続。
- 2025年は金利費用の通年化で利益成長がやや抑制。2026年以降は売上・利益とも加速。
SKYRIZI潰瘍性大腸炎の市場機会
- クローン病が65-70%でより大きいが、潰瘍性大腸炎も数十億ドル規模の大きな機会。浸透率が低く、治療前患者での高い有効性。
- クローン病でのシェア拡大と同じ営業担当者で潰瘍性大腸炎市場へも速やかな浸透を見込む。
コメント