シンボティック(ティッカー:$SYM)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | -$0.03 | -$0.02 | × |
売上高 | $486.69M (YoY +35.2%) | $490.04M | × |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $520M ($510M~$530M) | $533.3M | × |
業績ハイライト
収益・成長
- 第1四半期の売上高は前年同期比35%増の4億8,700万ドル
- 第2四半期の売上高見通しは5億1,000万ドル~5億3,000万ドル
- 受注残高は224億ドルを維持
システム展開状況
- 四半期中に4つの新規システム展開を開始し、4つのシステムを完了
- 現在44のシステムを展開中
- 稼働中のシステムは合計29に到達
収益性と財務状況
- 第1四半期の純損失は1,900万ドル
- 調整後EBITDAは1,800万ドル(予想を上回る)
- 第2四半期の調整後EBITDA見通しは2,600万ドル~3,000万ドル
- 現金および現金同等物は9億300万ドル(第4四半期の7億2,700万ドルから増加)
- 営業キャッシュフローは2億500万ドル
ソフトウェア・運用サービス
- ソフトウェア収益は前年同期比で2倍以上に成長
- ソフトウェアの売上総利益率は65%を初めて超過
- 運用サービスは顧客サポートのための追加リソース投資により損失を計上
買収・事業展開
- Walmart社の先進システムおよびロボティクス事業を買収
- 過去7ヶ月で3件の買収を完了
- WalmexとのGreenBox展開が進行中
質疑応答ハイライト
コスト・収益性関連
- 第2四半期の営業費用は500万~1,000万ドルの増加を見込む
- システムの売上総利益率は若干改善、下半期にはさらなる改善を期待
- 運用サービスの損失は短期的に継続する見込み
展開・納期関連
- システム展開は現在平均24ヶ月を要している
- サプライチェーンの納期は過去数四半期で大きな変化なし
- 内製化への移行は順調に進捗
新規顧客・需要動向
- 労働力確保への懸念から、資本を持つ企業からの引き合いが増加
- 製造業やサプライヤーからの問い合わせが増加
- 国際的な問い合わせも増加傾向
技術・イノベーション
- 新CTOのJamesが就任、シミュレーションツールの開発に注力
- AIと機械学習を活用したボットの能力向上に取り組み
- 10億件/年の取引データを活用した技術開発を推進
Walmart関連プロジェクト
- APD(店舗レベルの加速型集荷・配送センター)の自動化に向けた開発フェーズを開始
- 400店舗への展開を計画(50億ドル以上の将来の受注残高に相当)
- 冷凍・生鮮食品への対応も開発中
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