ウォルトディズニー(ティッカー:$DIS)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.76 | $1.43 | 〇 |
売上高 | $24.7B (YoY +5.1%) | $24.55B | 〇 |
業績ハイライト
映画スタジオの成果
- 2024年のグローバルボックスオフィスでトップ3作品を獲得
- 今後も人気IPを活用した劇場公開作品を多数予定
ストリーミング事業の進展
- ストリーミング事業の収益性が向上
- Disney+とHuluの加入者数は予想を上回り、四半期で緩やかな成長を達成
- 価格引き上げ後も解約率は予想より低水準
ESPN実績
- 史上最高の視聴率を記録
エクスペリエンス部門の業績
- 通期見通しとして6-8%の成長を予想
- 第1四半期は予想を上回る好調な実績
- 年度後半、特に第4四半期は前年比でより容易な比較基準
- Disney Treasureクルーズ船が好調なスタート
- 客室の予約状況が極めて良好
- 顧客満足度が高水準
- 初航海から収益性を確保
質疑応答ハイライト
ストリーミングプラットフォームの強化策
- 技術強化施策を今後12ヶ月かけて段階的に展開
- 主な取り組み:
- 有料アカウント共有対策
- パーソナライゼーション強化
- アルゴリズム改善
- 国際展開でのアドテク強化
- AI関連施策の実施
- よりダイナミックなホーム画面の開発
ESPNのストリーミング戦略
- ESPNをあらゆる形態で視聴可能に
- アプリ単体での視聴
- 従来型の拡張ベーシックバンドル
- スキニーバンドル
- スポーツ専用バンドル
- ESPN Flagshipの展開
- 2025年秋にローンチ予定
- ベッティングやファンタジー要素を含む
- カスタマイズ機能を強化
- 現行の線形チャンネルより広範なコンテンツを提供
- Disney+とHuluとのバンドル提供を予定
コスト管理
- コンテンツ予算を240億ドルから230億ドルに削減
- 継続的な効率化を推進
- 投資の再配分を通じて成長性と収益性を向上
NBAライツ契約
- 今後11年間(最後の10年間を含む)の権利を確保
- 視聴率の短期的な変動は重要視せず
- ESPNの主力コンテンツとして位置付け
- 2026年度は、NBA権利料の上昇があるものの、低単位の営業利益成長を予想
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