ピュアストレージ(ティッカー:$PSTG)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.50 | $0.41 | 〇 |
売上高 | $831.1M (YoY +8.9%) | $814.9M | 〇 |
ガイダンス 2025Q4売上高 | $867M | $855.87M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $3.15B | $3.13B | 〇 |
業績ハイライト
トップ4ハイパースケーラーとの設計採用
- 大手ハイパースケーラーとの初のフラッシュストレージ設計採用を獲得
- カレンダー2026年に2桁エクサバイト規模の本番展開を見込む
- ハードウェアを除く技術ライセンスと支援サービスが収益の中心
- 2027会計年度から本格的な収益貢献を期待
第3四半期業績
- 売上高8億3,100万ドル(前年同期比9%増)
- 営業利益1億6,700万ドル
- サブスクリプションサービスのARRは22%増の15億7,000万ドル
- 総利益率71.9%を維持
通期見通し
- 売上高予想を31億5,000万ドルに引き上げ(前年比約11.5%増)
- 営業利益予想を5億4,000万ドルに引き上げ(営業利益率17%)
- FY26の営業利益率はFY25と同水準の17%を見込む
質疑応答ハイライト
ハイパースケーラー案件について
- 信頼性、電力効率、価格性能比が採用の決め手
- 年間故障率0.15%と、HDDの5-10倍の信頼性を実現
- データセンター全体の電力消費を約20%削減可能
- ハードウェアは顧客が直接インテグレーターから購入
- 複数の主要ハイパースケーラーと継続的な対話を実施
Evergreen//Oneについて
- 500万ドル未満の案件で従来型販売への移行が増加
- OpEx予算圧迫による一時的な現象と見られる
- ソフトウェアコストやAI投資の不確実性が影響
- サービス型ストレージ市場はまだ成熟途上
今後の展望
- Kioxiaとの戦略的協業を強化し、NAND供給体制を整備
- Pure Fusion v2.0の提供開始によりエンタープライズデータクラウドを実現
- AI関連の需要に対応するためのソリューション強化を継続
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