オン(ティッカー:$ON)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.99 | $0.97 | 〇 |
売上高 | $1.76B (YoY -19.2%) | $1.75B | 〇 |
ガイダンス 2024Q4EPS | $0.98 ($0.92~$1.04) | $1.00 | × |
ガイダンス 2024Q4売上高 | $1.76B ($1.71B~$1.81B) | $1.78B | × |
業績ハイライト
第3四半期の主要業績
- 売上高は17.6億ドル(前期比+2%)
- 非GAAPベースの粗利益率は45.5%(前期比+0.2ポイント)
- 非GAAPベースのEPSは0.99ドル
- フリーキャッシュフローは2.94億ドル(前期比+41%)
- 設備投資は1.72億ドル(売上高比10%)
事業部門別業績
- PSG(Power Solutions Group): 売上高8.29億ドル(前期比-1%、前年同期比-23%)
- AMG(Analog & Mixed Signal Group): 売上高6.54億ドル(前期比+1%、前年同期比-16%)
- ISG(Intelligent Sensing Group): 売上高2.79億ドル(前期比+11%、前年同期比-15%)
第4四半期見通し
- 売上高: 17.1-18.1億ドル
- 非GAAP粗利益率: 44-46%
- 非GAAPのEPS: 0.92-1.04ドル
- 設備投資: 1.3-1.7億ドル
質疑応答ハイライト
シリコンカーバイド事業について
- 2024年の成長見通しを低〜中単位%に下方修正
- 需要減少は一時的な循環的な要因であり、長期的な電気自動車化トレンドは不変
- 中国EV市場でのシェアは約50%を維持
- 2025年末時点での内製比率は70-80%を目標
粗利益率と設備投資について
- 稼働率65%でも粗利益率45%台を維持できる体質に改善
- 長期的な設備投資目標を従来の売上高比11%から中単位%に引き下げ
- チェコの新工場投資を含めても、設備投資は抑制的に推移する見通し
- East Fishkill工場による粗利益率への影響は約1%ポイントだが、2025年末までに解消予定
データセンター事業について
- 北米の主要ハイパースケーラー4社中3社から設計採用を獲得
- マルチフェーズコントローラーやパワーステージなどの製品を提供
- 2025年から本格的な収益貢献を見込む
- 電力配信市場は2024年の22億ドルから2028年に44億ドルまで成長する見通し
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