決算:KO 2024Q3

決算

コカ・コーラ(ティッカー:$KO)の2024年度第3四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for KO

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.77$0.75
売上高$11.9B
(YoY -0.8%)
$11.61B

業績ハイライト

第3四半期の主要業績

  • 売上高(オーガニック):9%成長
  • 数量:1%減少(7月は低調だったが、8月以降は改善)
  • 価格/ミックス:10%増加(通常の価格設定で約7%、インフレ影響市場での価格設定で約3%)
  • EPS:0.77ドル(前年同期比5%増、為替9%とボトラー再フランチャイズ2%のマイナス影響含む)
  • 営業利益率:約100ベーシスポイント改善

2024年通期見通し

  • オーガニック売上高成長率:約10%(従来予想から上方修正)
  • 為替の影響除く調整後EPS成長率:14-15%
  • 調整後EPS成長率:5-6%(2023年の2.69ドルから)
  • 為替影響:売上高に約5%のマイナス、EPSに約9%のマイナス影響を見込む

質疑応答ハイライト

数量動向について

  • 7月は低調だったが、8月以降は改善傾向
  • 先進国市場(北米、欧州、日本、豪州)は堅調に推移
  • 新興国市場で課題(中国、ユーラシア、中東)
  • インドは一時的な要因(モンスーン)で減少も、影響のない地域では中単位数の成長
  • コカ・コーラブランドは全体として好調に推移

北米市場の状況

  • オーガニック売上高12%成長と好調
  • 価格/ミックスの内訳は、価格要因が約半分、ミックス要因が約半分
  • フェアライフやトポチコなどプレミアム製品が好調
  • 炭酸飲料カテゴリーも成長(コカ・コーラゼロシュガーが2桁成長)
  • 消費者は価格に敏感になっているものの、全体的な需要は堅調

2025年の見通しについて

  • 為替影響:売上高に一桁台前半のマイナス、EPSに一桁台半ばのマイナスを予想
  • 金利費用の増加を見込む(IRS税務訴訟関連の預託金、フェアライフ関連支払い)
  • インフレ高進市場での価格設定の正常化を予想
  • 原材料コストは、工業材料は安定的も農産物は上昇圧力が継続
  • 生産性向上や効率化を通じて利益成長を目指す

アルコール飲料戦略について

  • 市場への参入から数年経過も、まだ初期段階
  • 単一製品での成功ではなく、ポートフォリオアプローチを重視
  • Jack & Coke、Bacardi & Coke、Absolut & Spriteなどパートナーシップ製品
  • Simply SpikedやMinute Maidなど自社ブランドのRTD製品も展開
  • カテゴリーの確立には7-10年程度の時間が必要との認識

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