ホームデポ(ティッカー:$HD)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $4.67 | $4.53 | 〇 |
売上高 | $43.17B (YoY +0.6%) | $42.57B | 〇 |
ガイダンス 2024通年EPS | $14.81 ($14.66~$14.96) | $15.16 | × |
ガイダンス 2024通年売上高 | $15.725B ($15.65B~$15.80B) | $15.52B | × |
業績ハイライト
売上高
- 第2四半期の売上高は432億ドルで、前年同期比0.6%増
- SRSの売上高13億ドルを含む(約6週間分)
- 既存店売上高は3.3%減
利益
- 調整後希薄化後1株当たり利益は4.67ドルで、前年同期の4.68ドルとほぼ横ばい
通期見通し
- 売上高成長率を2.5~3.5%に下方修正(SRS買収と第53週を含む)
- 既存店売上高は3~4%減の見通し
- 希薄化後1株当たり利益は2~4%減の見通し
その他
- SRSは高単位の売上成長率を達成
- 大型プロジェクトへの需要減少が見られた
質疑応答ハイライト
消費者動向の変化について
- 大型プロジェクトへのさらなる圧力が見られた
- 建材や木材など、建設に関連するカテゴリーで顕著
- マクロ経済の不確実性による消費者の慎重姿勢が強まった
チャネル別パフォーマンスについて
- HD Supplyは好調で、第2四半期にプラス成長を達成
- SRSは上半期に高単位の成長率を達成
- 両事業ともシェア拡大と収益性向上に貢献している
モーゲージ金利と事業への影響
- 30年固定金利モーゲージが6.5%程度まで低下すれば住宅活動が活発化する可能性
- ただし、マクロ経済の不確実性により、消費者の慎重姿勢が続く可能性も
価格戦略と粗利益率の見通し
- 広範な値下げや原価低下は見られていない
- SRSの影響で粗利益率は35~45ベーシスポイント低下する見込み
- 一方で、輸送費用の低下や在庫ロス減少などにより、コアビジネスの粗利益率は改善
SRSの成長戦略
- 高単位の成長率は有機的成長と買収効果がほぼ半々
- 既存店成長、新規出店、M&Aのバランスの取れた成長戦略を継続
株主還元について
- 自社株買い再開は2026年頃の見込み
- 負債/EBITDA比率が現在2.6倍、2.0倍程度まで引き下げる方針
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