マンデードットコム(ティッカー:$MNDY)の2024年第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.85 | $0.63 | 〇 |
売上高 | $251M (YoY +32.7%) | $246.28M | 〇 |
ガイダンス 2024Q4売上高 | $261M ($260~$262M) | $261.03M | × |
ガイダンス 2024通年売上高 | $965M ($964M~$966M) | $960.28M | 〇 |
業績ハイライト
業績サマリー
- ARRが10億ドルを突破
- 第3四半期の売上高は2億5,100万ドル(前年同期比33%増)
- NDR(純ドルベース維持率)は111%に改善
- 粗利益率は90%
- 営業利益率は12-13%の見込み
2024年度第4四半期の見通し
- 売上高は2億6,000万-2億6,200万ドル(前年同期比28-29%増)の見込み
- 非GAAPベースの営業利益は2,900万-3,100万ドル
- 営業利益率は11-12%の見込み
- フリーキャッシュフローは6,300万-6,600万ドル
主要な事業アップデート
- Adi DarをCOOとして任命
- CRO(最高収益責任者)のYoni Osherovが12月末で退任予定
- monday Serviceは2024年末にリリース予定
- mondayDB 2.0をリリース(10万アイテムまでのボード対応)
- 第2位の顧客が2万5,000シートから6万シートに拡大
質疑応答ハイライト
新規顧客獲得の減速について
- 価格改定の影響で新規顧客獲得は減少
- SMBだけでなく大企業顧客にもフォーカスする戦略の一環
- 全体的な需要は安定的で、顧客維持率は過去最高水準
- CRMとServiceの既存顧客へのクロスセル機会も継続
CRO交代の影響について
- Yoni Osherovは年末まで現職を継続し、その後アドバイザーとして残留
- グローバルで後任を探索中
- セールス組織の現リーダーシップチームで安定的な運営を継続
- 2025年に向けて野心的な計画を維持
monday CRMの進捗について
- Work OSプラットフォームをベースに柔軟性と複雑性への対応力を強化
- 組織全体との連携性が顧客から高く評価
- メールマーケティング機能など新機能を追加予定
- 大規模データセット対応とAI機能の統合を推進中
monday Serviceの展開状況
- 現在ベータ版で提供中
- 有料顧客の半数がクロスセルから
- 2024年末/2025年初めに一般提供開始予定
- IT部門だけでなく、HR、オペレーション、財務、マーケティングなど社内の様々な部門での利用を想定
- 現時点では社外向けサポートプラットフォームとしての展開は予定していない
価格改定の影響について
- 2025年7月までに完全展開予定
- 現時点で約50%の顧客に適用済み
- 2024年度の影響額は3,000万ドル(従来予想の2,500万ドルから上方修正)
- 2024-2026年度の累計影響額は8,000万ドルを見込む
- 顧客からの反応は良好で、大きな負のフィードバックは見られていない
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